09年・・・diary

カウンター

08年日記

○January
○february
○March
○April
○May
○june

09-1.jpg(51668 byte)

○July
○August
○September
○october
○November
○December


5月早々、焚き火宴会.\(~o~)/
5/20・・・懐かしい餅ヶ瀬・・・
7/12・・・梅雨晴れ間の渓にて・・・
7/19女峰山への登山・・・
7/26岩魚釣り
9/6餅ヶ瀬釣行



08/大晦日
大晦日クリニックへの配達を済ませ日光へ向う、鹿沼インターから見る日光の山並みは白く煌き素敵だった。 12時近く麺坊により食事、08年最後の中尾さんとの会話は相変わらず楽しくて大笑い。
天気も良く暮れから三ケ日は好天との事で良いお正月になりそうだ、夕方までリコの散歩を済ませ デッキには大量の薪を用意して後はテレビを肴に飲むだけの大晦日・・・・\(~o~)/

09年元旦
昨夜は離れのほうで寝てしまった、夜中に目が覚めテレビをつけると朝までの討論番組が面白く 湯を沸かし明け方までテレビを肴に又いい気分。
rikoの散歩、霜で真っ白な元旦に初めての犬は驚いたような、それとも寒くて何時もの様にはしゃげないのか。 特別することもなく飲んで寝ての繰り返し、元旦なんてこんなものか。

09-2.jpg(67112 byte)

1/2(fri)
今日も快晴、rikoの散歩以外する事もない、白い山並みがきれい。
カミさんと二人での焼肉・・・これも何だかな〜〜
夕方親戚中に年始の電話、皆元気そうで何より、その後母親と激論。
しっかり気分を壊してしまい犬にやつあたり。

1/3(Sat)
昼過ぎに帰宅、途中栃木インター付近で事故、なんとまーベンツがグチャグチャ。

1/4(Sun)
クリニックへの初出荷、今年も大勢の子供が生まれますように・・・!。
カードリーダーを購入。

イスラエルのパレスチナ攻撃が激化、

アメリカは今回もイスラエルの支持に廻った 、ユダヤ人の攻撃に比べたら ガザのハマスの抵抗はまるで石ツブテ・・ふざけるなユダヤ人。

1/8(The)晴れ
軽ワゴン車の車検、午後タイヤ交換したほうが良いかも・・?との連絡。
パレスチナの民間人、被害甚大。
人は国を作り国境を定めつまらぬ宗教でいざこざを起こし互いに殺しあう、もう少しだけ相手を認め尊敬しあうだけの 寛容さが有ったなら共存出来るだろうに。
佐渡島のトキでさへひとたび野に放たれたならもはや自然の一部に帰り自由に争う事もなく海峡も気にせず飛んでいるではないか、
民族の自決権を認め大国が干渉する事もせず滅びも発展も認め搾取することなく共存する社会ならそれはそれで良いだろうに。

1/11(sun)快晴
いつものごとく家族総出の山小屋暮らし、一番風呂を狙って湯元の温泉に行く。
中禅寺湖の雪景色、固くしまったいろは坂を越えて見る冬の奥日光の景色は良いもんだ、朝の光にきりっと引き締まった男体山、 戦場ヶ原の軽いブリザード、ホワイトアウトの歓迎に怯んではいられない、俺は確かに昔こんな環境で一人日が暮れるまで遊んだものだ。
ズボンの裾に氷を這わせ毛糸の手袋は濡れ赤く腫れそぼった手でストックを握り神社の階段脇の危険なスロープを駆け抜けたものだった。
勿論気温の事など知らない、煌く一番星が神社の高い杉の梢に顔を出す頃まで納得するまで己の滑りを楽しんだ。 いつも一人遅くまで、冬は大好き、子供の足で行ける距離などたかが知れてはいるが白い雪面に興味だけが雪紋の様に遠くまで広がり ただ無心に遊んだ。
雪景色、雪原の中に子供の自分が遊んでいる、湯本の雪景色、心の中の風景。

09-1_yumoto.jpg(58270 byte)

1/14(Wed)(快晴)
高校での販売開始。
うーーーん・・・今期早々の万引きがあった、初日早々にやるとはまったく良い度胸してるよ。くそ・・ 
短時間の販売、千手観音じゃあるまいし対応に右往左往。
万引きは泥棒だよんとでも張り紙しようかな。

メロンパンが男子高校生に人気だ、女子高生は案外と見向きもしないのだが・・不思議。

09-1_15meronpan.jpg(55499 byte)

1/18(Sun)
近場の藪で矢竹を刈り取る、節の詰まった手ごろな竹はなかなか無いもんだと実感。
開発から取り残された藪の中はなんと見事なくらい細い道が交差していて楽しかった、どうやら子供達の遊び場所だったらしい。

1/21((Wed)
アメリカの44代大統領、初の黒人大統領誕生。バラク・オバマ(47歳)
危険でアホなブッシュがテキサスに去りどん底のアメリカをどう立て直すのか前途多難、おそらく数年は この新大統領に又世界も振り回されるのだろう、ほんとたいへんだ。

09-1_25nanataki.jpg(144661 byte)

1/25(Sun)快晴
雪の庚申川を見たくて足尾へ・・・・・
のんきな雪道のハイキング、車止めには一台の黒のスバル車がいたのみで後はゲート前におそらくハンターだろうか 豊田の四駆が駐車してあった、準備中にも犬の鳴き声と共に銃声が数発谷間を揺るがしていた。
庚申林道の雪はさほどでもないがツルツルの鏡面、余りに滑るので道路わきを慎重に進む、
気温はマイナス3度(10:30) 真っ青な青空、笹見木橋を過ぎるとさすがに雪の量も増え歩きづらかった。

ハンターのつけたトレースを七滝手前のベンチまで辿るとカメラを抱えた数人の年配者、歩行中気になっていた足跡はこの人達だ・・・ 挨拶を交わし話し込む、釣期なら案外目も合わせずソクソクと沢に散会するであろうに。
おっさんたち随分と高価そうなカメラを三脚に載せ滝の写真、氷の写真と雪面に付いた動物の足跡等を追っかけていたらしく 辺り一面それこそおっさん達の足跡で賑やかだった。
写真好きのおっさん達と別れ七滝下の樹林帯へ降りる、夏道にはハンター達の足跡、案外と深い雪で 固くしまってなかったら歩きづらいところだ。
庚申川は雪に覆われ流れも細く凍りついていた、適当な場所を見つけコーヒーの準備、ガスコンロを取り出し点火しては見たが 余りの寒さに火力が弱く湯が沸くまで夏とは違い時間がかかった、
わずか数分の差なのだが随分と違うものだ。
雪壁に背をもたげ眺めていると猿の群れが凍てついた川原を渉っていく、コロコロと太った足尾の野猿、猿の群れが 見えなくなって風の音も瀬の音も何もなく生き物の気配もなくあたり全体が真っ白で・・・・ ウイスキーの小瓶でも持って来ればよかったと少し後悔。

1/30(Wed)雨
去年のちょうど今頃この時間ミカンを送って動物クリニックへ・・・・・・・・・・・・・・
本当に早いもんだ・・・・・もう一度ミカンと呼んでみたいが、去来するのは楽しかった事だけ・・・!。

09-1_25kou_sin.jpg(133943 byte)


February・・(2月)

2/1(Sun)
昨夜から一人、ひどい雨がやんだと思ったら今日は強い風・・が併し気持ちのよい青空だ。
未だ暗いうちにrikoの散歩を済ませ冷や飯をお粥に炊き上げ朝食にする、風の音を確かめるように自分の部屋にこもっているが それにしてもする事もなく唯PCがお友達とは・・・本当につまんないもんだ。
20代前半の頃の日誌を探し出し読んでみた、驚いた事に案外と綺麗な文字でしかも漢字が多い、今では殆ど 紙に書くことなどなくなってしまったが。
20代前半の日誌など読むもんじゃない、出来れば日誌など付けずに日々有った事総て翌日には忘れ去って居たほうが よっぽど気楽かもしれない。

残雪の皇海山を登ろうと思い今から準備、とりあえず10本爪のアイゼンを購入。
尾根歩きでしかも兼用靴でのアイゼン 、値段も手ごろで満足(7000円)。

2/3(Tue)
約半年ぶりの歯科医院、何とか持たせてあった前歯の具合がどうにもよろしくない、思い切って歯科医院へ・・・!。
あれこれ写真を撮られ歯の歯垢取りやら何やら・・・・今回もまた同じことの繰り返し。

2/4(Wed)
クリニックの早朝バイキング、すべて焼成も終わり番十詰めの作業をしているとカミさんが出勤、 手にしたチラシを目の前に置いてプリプリ状態・・・・・チラシを見ると何やらマジックで書いてある。
読むと何のことはない、内容はこうだ・・・!・
・・一面・・・・
でかい犬は大自然か大邸宅で飼え・・・・・・
せまい街中(まちなか)では公害である。
趣味が悪い。
ギャクタイでさえある(本文どうり)・・・・・・・
(せまい場所に拘束している)
・・二面・・・
これから
さかりがついてくる。
気が立ってくる。
せいぜい散歩の時は人の害にならぬよう気を配れ(くばれ)。
(逃げ出さぬよう注意せよ)・・・・・
良識のある町民へ

一対この中傷は何なんだ・・・・わざわざフリ仮名までつけやがって・・!。
シェパード犬を飼い始めてやがて20年、近所も殆ど人も変わらず住んでいると言うのに。
大体にして夜中こっそり悪態を書き綴った紙きれをポストに投函するなど大人のすることかよ・・・!。
20年間も腹の中に貯めて置いたのかよん・・・口で言えよ口で・・・文句があるなら・・・
せっかく気分よく仕事していたのに、一対何処のどいつだよ、くそ〜ムナクソ悪い。

それにしてもまーよく訓練された犬とそこいらのアホ犬と同様にするなどもってのほか、 ペットショップでン十万しようが駄犬は所詮駄犬でしかないのに・・・・
牡犬が自らさかりがつくものかどうかも知らず適正な犬舎の大きさ広さも知らぬくせに何をほざくのか・・・・・・。
犬の吼えるのは仕事・・・ワンとしか吼えぬ犬に猫のように鳴けとは・・・併し又支離滅裂な事を書きなぐった紙切れを 夜中に持ってくるかもしれない・・・ほんとに何処のどいつだいったい。
定点カメラでも設置しようか、オヤジがポストに投函すると同時にカメラフラッシュがピカー・・なんて・・・腰を抜かして逃げ出すかもしんねーから。

記録として
img.1.jpg(78451 byte) img.2.jpg(74917 byte)


2/7(Sat)中傷文・・・その後
夕方配達を終え久々にrikoを連れ文挾にいく準備、ケージにrikoを押し込みからかっているところに近所の知り合いが通りかかる。
何気ない会話から先日の中傷文の事になりよくよく質すとその家にも 中傷文の投げ込みが有りおまけに2台の車のタイヤがパンクさせられたとの事。
驚いて先日の中傷文の紙切れを見せるとなんと驚いた事に文章の綴りかたや筆跡が同じでしかも漢字にフリ仮名まで同じだという。 去年のその中傷文の投げ込みの前後思い当たる事はないのかと聞くといろいろ思い当たる事があるらしく 思い当たる人物も特定できているようだ。
併し我が家からは直線にして40メートルほども離れているし・・・・・・
何がどうでこんな事を言われなければいけないのか皆目見当もつかない。

それにしてもこの数日気の重い限りだったがいたずらオヤジの正体が分かってよかった、それにしてもあのクソオヤジ、 ほんとに笑えるぜ・・・・・・・。

2月8日・・道を間違えた雲竜渓谷
雲竜渓谷(09/2-8)

2/8(Sun)
雲竜渓谷に出かける、午前8時半頃滝尾神社より上流の車止めゲート手前に駐車、
途中登山者が一人のんびりと歩いていた。
併しゲート前には驚くほどの車両が止まっていて人の気配はまったくなかった。
ゲートよりかなり手前に車を寄せ登山の準備、驚くほどの風の音だが天気は快晴。
雲竜渓谷は初めて、特別ルートが分かっているわけではなかったのでまったくの林道歩きのハイキング気分。
(・・・・実は最初からルートを外れていた・・・・)
ゲートを潜り去年出来たばかりの真新しいスリットダムに驚き、強い向かい風に驚きながらも所々に設置された 明治大正期の石造りの堰堤の説明版に目を落としながらも前面に雪をかぶった女鋒山に思わず立ち止まり カメラを向ける・・・・久々の上り坂におまけに強い風、背中に汗が噴出してくる。
それにしてもまったく雪もなく、雪山なら足跡ぐらい付いているものと思っていたのが期待はずれで それが何とも青空には女峰山、 前面には風に飛沫を舞い上げる大堰堤、なんか変ダナーと思いつつも道の間違った事など気付きもせずその景色に感激・・・・・。

大堰堤の真下を眺めると分厚く凍りついた氷の上に飛沫が虹色に光り綺麗だったがやはりその堰堤下についた 道にも足跡はなく・・・・・ヤッパリ変ダナーーー道、間違ったかなーーーーなんか変・・!。
とりあえず何とかこの大堰堤を越えなくては・・・・戻り返し左岸の段丘を登っていくと何やら人の歩いた様子が薄くついていて それでもやはり真新しい足跡ではなくいつのものなのか・・・?
堰堤上から見下ろす景色は最高で道を間違っていようがなんだろうがその時にはもうどうでも良くなってしまった。
驚くほどの広い川原、細い流れの前方に女峰が君臨、最高だよこの景色は・・・!。

風の吹き降ろす川原を進む、風にあおられ砂と枯葉が舞い上がり空は一時茶に染まり何とも歩きづらい。
水流にそって暫らく行くとお目当ての氷柱が太く幾重にも重なり何とも見事で初めて見るその氷の壁にびっくり。
そこに来て初めて川原に積もった雪を目にした、辺りにはやはり直近の足跡はなく登山者の多くはやはり別の道を辿り お目当ての雲竜渓谷の奥に進んだのだろう、渓谷の探索に来た訳では無しと気になる風の音さえガマンすれば誰も居ない 一人だけの氷の展示会場・・・・・・まんぞく満足。

左岸から堰堤を越え登っていくと何やら宗教施設、 細く付いた道を川原に降りていくと堰堤下の氷とは又違い見事な氷柱が右岸に連なり固く引き締まった雪を踏みしめて まじかに氷を触る事が出来た。
雪と氷に覆われた川原を少し進むと両岸が氷結したゴルジュ、暗いゴルジュの天井には女峰が先を尖らせ白く輝き 足元のほんの少し先の水流は凍りつき煌き壁面全体が蒼く氷結・・・・こんな世界初めてだ。

風をよけ氷に見とれていると下流から一人の登山者、驚いたように互いに会釈を交わし只それだけだが谷の奥で 人と出会うのは何となくほっとするものだった。
せっかくの雪と氷だ・・・
先日購入したばかりのアイゼンをさっそく靴に装着。
10本爪のアイゼンは案外と具合が良くて雪の上も氷の上も滑らず快調、爪の長い本格的なアイゼンではないけれど 今日のような日帰り登山にはちょうど良いかも・・・・・まんぞく!・・。
アイゼンを付けガシガシ川原を歩く、雪の上・・・崩落した氷の上、氷結した岩壁・・・
まるで欲しいものを手にした子供とおんなじ、たちどころに辺りの川原は足跡だらけで何とも面白い。

ゴルジュ奥の堰堤右岸を越えて行く数組の登山者を眺めているとかなり苦労している様子で、道はやはり右岸 に有ったのだと納得、マー今更どうでも良いけどと思い来た道を下山。
途中宗教施設の入り口でやはり道を間違えた年配の登山者数人と出会う、あれこれ訊ねられたがゴルジュの事を話し分かれたのだが 戻ってくる様子も無く、やはりあの辺りの氷を眺め満足しているのだろうきっと。

強い風に背を押されるように林道を下る、 道々古い堰堤や今又新たに工事をしている堰堤の様子を眺め驚いたような嬉しいような・・併し稲荷沢のこの上流にも岩魚はいるのだろうか・・?。
ゲート前に止めた車の台数が多い、アリャ・・・ヤッパリ完全に道を間違っていたんだわ・・・と声に出ないような笑いが漏れた。

女峰山


2/24(Tue)
今日で本年度の販売完了、勿論高校の売店での話しだが・・・!。
案外と子供達の財布の紐も固く売り上げも多少渋かった、案外とリスクの少ない商売だけにこんなものかと納得する以外ない。

rikoの自転車デビュー・・・・
日曜日自転車を購入(22日)、初めての自転車を用いた脚側行進、要所要所では歩きとなんら変わらぬように号令をかけ ・・・止まれ・・・待て・・・進め・・・の繰り返し。
rikoは初めての自転車に興味津々、タイヤのスポークがどうにも気になるらしくベロに泡を浮かべ8キロほどの距離を走りきった。 何となく走りの姿勢が気にはなっていたのだがもしやこの犬も・・・
つい悪い方向に考えてしまうのはカール、ミカンと病気が続いたから、腰の病気は犬の致命傷。

2/26(Thu)
夕食後思い立って倅にtel、普段殆どつながらない倅の携帯電話だが・・・・
何故か珍しく今日に限って倅が出た。一瞬と惑ったような気配、ほぼ2年ぶりの会話に親父の私も戸惑う。
社会人として生活する彼の姿など見た事もなく又ここ数年は家に帰ることもなくなった倅。本当に何をどう切り出してよいものか。
ほんとうは只彼の声を聞きたいだけなのかも・・?。
帰郷を促すのだがそれさえも理由が有っての事でなし、又会ってどうなると言う事でなし・・。
只、暫らく会わぬ倅を恋しかったのかも。


March・・3月

3/1(Sun)
ほぼ2週間ぶりの文挾、先日の雪が少し残っているものと思っていたが何もない。
カミさんと二人だけのドライブなんて久々、やかましい犬もいない、やかましい母親もいない、今日は万歳だよ・・!。
畑に施した冬囲いを取り払い伸びきった苺の苗を選定し日当たりの良い場所に移植、あれこれと狭い庭を行き介し 一汗かく。今年の椿は最高だ、未だ固い蕾だけれどどの木も蕾がいっぱいで開花が楽しみ。

それにしても例年なら通路に引いた石畳が凍りつきこぶの様に盛り上がっているのに今年はそれがない、 本当に暖冬、昨年は庭石の平板が凍結で割れもしたのに、水仙、チュウリップの芽が面白いようにそちこちから顔を出して 今年も庭が楽しそうだ。

3/3(Tue)
クリニックから一部メニューの改定を要求されたのは先月の半ば、厨房においても殆どのメニューを変更するとの事。
週始め最初のバイキング、厨房からの注文ではシンプルなパン、今日はとりあえずサンプル無しでの配達だがカンベンして貰おう。
煉乳仕込みのレーズンパン
一頃はやった欧風パンをアレンジ。牛乳を止め加糖煉乳を使用、煉乳が入ることでミルクっぽさを強調。
レーズンもぎりぎりまでラム酒に漬け込み風味を出した、油脂もフレッシュバターに変更、しっとりとした食味のパンになりレーズンパン特有のボソつき感が減った。

レーズン(バイキングメニュー)

3/11(wed)
久々に麺坊による、暮れに会って以来中尾さんの顔を見るのも久々、元気そうで何より。
恒例の水曜会に誘われる、勿論その気でシュラフやらマットの用意はして来たのだが、今夜はたのしそうだ。
山小屋の様子は何も変わっていない、一安心。ついでだからと思い畑を打ち返す、春の陽気に汗ばんでしまい 堪らず一枚二枚と上着を脱ぐ。
桜の木の下にはカタクリが一株葉を伸ばしそろそろ蕾の用意をしそうだ、今年は一対いくつの花を見せるだろう。
夜8時前麺坊に集合、参加者はおなじみのメンバー、中尾さんを中心に大騒ぎ、満月の夜中の大騒ぎ。

3/14(sat)
大幅に変更したバイキングのメニュー、少し気になって聞いてみたところ概ね好評だとの返事・・一安心。
なかでも一番単純なポテトバンズが良く出ているそうでコックさん達も喜んでいた。
大体がお産で来るのは若い産婦さん、嗜好がだいぶ我々とは違うのだからしようがない。

チーズ(バイキングメニュー)

3/15(Sun)快晴
冷たい風が収まり日中は好天気、今日男体山に登頂予定のあっちゃんに児島さんは最高だろうなぁ〜。
する事もなく車二台の洗車、時間を潰すのには洗車がうってつけだ・・!。

3/17(Teu)
今期予定している場所の地形図が届く、国土地理院のホームページから容易に準備できるのだがやはり きっちりしたものが欲しい。
必要ヵ所をコピーして・・・・大まかに距離と時間を計算して・・・想像して・・就寝前のわずかな時間が楽しい。
あ・・!今日は誕生日だったんだよ、このおっさんは。

09_3-22riko.jpg(180587 byte)

3/21(Sat)
久々に家族総出の文挾まいり。
曇り空の午後7時、気温12度、案外とあったかい。
デッキは花粉まみれに猫の足跡が点々と付き留守の間は格好の猫小屋になっていたらしい。

3/22(Sun)
文挾のこの辺りもようやく白梅が満開、rikoの朝の散歩、見慣れたはずの近所の犬に散々吼えられる。
約1時間の散歩を終えそうそうに食事を済ませ何か怪しげな空を気にしながらのジャガイモの植え付け。
わずかな畑だけれど去年からの土造りが良かったのか鍬を入れると少し腐葉土の匂いがして子気味良く 植え付けの畦をかく事が出来た。

男爵芋にキタアカリ、それにサトイモを10個ほど、狭い畑がジャガイモの花で賑やかになるのは見ていて楽しい。
午前9時過ぎに雨、以前から気になっていた庭のでこぼこを直す事にした、物置小屋から流れ出す雨水が 正面の芝庭に溜り困っていたのだが何とか今日の改良で収まりそうだ。
側溝を埋めた土を掘り上げ低くなったヶ所の芝生をはぎ土を平らにしてその上に土を盛り上げ芝を張り直す、 雨水の水路を芝の生え際に整備して・・・ンだけれどその工事はいったいいつになる事やら!。
庭の隅に植えた小桜の蕾も膨らんできた、カタクリが7株ほど今年も咲きそうだし去年見つけて植えた 「キクザキイチリン草」のムラサキ花も2株花が咲いていて雨の下での作業もなんと無しに楽しい。

hana.jpg(190171 byte)

3/25(Wed)
鹿沼の麺坊にて、恒例の水曜会参加。
初対面の雪爺、ネットでの語らいだけだったのに何故か不思議な気分、皆そうなのだろうか・・・。
散々騒いだ後のテン場での夜にも似てシュラフに潜り込む、夢山河の避難小屋・・鹿沼の輩。

3-26.jpg(104269 byte)

3/26(Thu)
朝5時過ぎ皆を起こさぬように起き出したのだがsyuさんと挨拶。
鹿沼料金所から見る日光の山並みが朝焼けに染まり冠雪した稜線が眩しい、後続の車さへなければ 写真でも撮りたいのだがそうも行かない。
栃木を過ぎると深い靄、ミカモ山麓の早咲きの桜は早や満開。

April・・4月

April

4/1(Wed)
いつもの如く水曜日はクリニックの早朝バイキング、午前3時半ベッドを起きだし犬舎のrikoを横目に出勤。
何やら天気が怪しいが何とかなりそう、天気を気にするのは今日の事ではなく明日の事・・・。 明日は一人残雪のお山で遊ぼうともくろんでいる訳で・・・・そもそも今日はとっとと仕事を終えて文挾の山小屋に向いたいのだ。

ETCの料金が平日割引、ん〜それでも何だか高いような気がするが(1150円)、曇り空今にも泣きそうな空模様。
とりあえず家の周囲を廻り異常がないか確認、その後畑で菜っ葉を摘み椎茸を3枚ほどいただき夜の食事の準備。
何せ今夜は久々の一人御飯、おもいっきし質素で簡単、しかも美味しいものをと言ったらパスタなのだ・・・。
んな訳で時間も早いけれど適当に下準備を済ませ庭の雨水の水路工事に取り掛かる。
犬走と芝の境目に溝を掘りその溝にレンガを敷き平行してレンガを立て水路工事の完成、 多少の水漏れは芝の養生の為にもちょうどいいだろう、いいかげんな工事だけれど雨が激しくなったので工事終了。

庭の隅の桜が満開、やはり山桜の種類は開花が早いのか、途中のソメイヨシノは未だ蕾も固そうだったが・・・
翌日のザックの中身を確認、早い時間から呑みだしたせいか既に雪山賛歌・・・外は激しい雨だと言うのに!。

4/2(Thu)09_4-2_b.jpg(274109 byte)
寝すぎた・・・午前6時半、へたくそなウグイスの鳴き声が目覚まし。
山小屋の周囲は強い風に木立はうねり少し不安になるが西の方は雲も切れ青空が見える。7時、ちょいと遅いけれど ザックを積み込み出発・・・!。
日光の神橋を渡る頃から混雑、いつものコンビニで弁当を買い込み車列に戻る。
夜半の雨が雪に変わったらしく辺りはうっすらと雪化粧・・・こりゃ〜楽しいぞぉ〜〜〜キット。

細尾トンネルを抜け神子内川、解禁したばかりの流れには釣り人の姿が見えない、道路わきにも車の一台も止まってない、 雪に覆われた流れで山女魚を釣るのもなんかオツで楽しいような気もするが・・・さむいもんなーーー。
銀山平の駐車場、本日貸切。
ゲート前にも車はいない、粒々に氷結した林道を滑りながら登って行くと辺りの景色は一変しものすごく綺麗だ。

09_4-2_a.jpg(165669 byte)

塔の峰(1738m)を目指し登山開始、入り口の小滝を滑らぬように上り杉の植林帯をジグザグに登って行くと 去年迷わぬように結んで置いた赤いリボンがひらひらと風にゆれ何故か安心感が湧いてきた。
登るにつれ雪に覆われた細い道もうっすらと道形を成すだけで少し心もとない。相変わらず強い風が吹きまくり 杉の枝や梢に溜まった雪が吹雪のように降り注ぎいやーほんとうにたいへんだ・・・!。
唐松の植林帯に伸びた昭和40年代の作業道路は笹も土も雪に覆われ凍りつき思わぬ方向に誘ってくれた、 つい歩きやすくてそのまっすぐ凍りついた道を進んでしまい何度か立ち往生。
地形と去年の記憶を頼りに腰迄埋まる雪の吹き溜まりの沢筋を北西方向に進む(1400m付近)。 何とか難所を通過して舟石新道までの直登を試みるが風と深雪の阻まれ断念、時折雪面が強い風にあおられ 真っ青な高い空まで覆い隠す、雪面にふれ伏して風の止むのを待つのだが今しがた歩いたばかりの足跡さへも風に消される。

昨年とはまったく違う様相の慣れ親しんだ沢の源流部を巻くように上りたいのだが南面は雪が深く、 遠回りになるけれど固くしまった北面の急斜面を北西方向に進路を取り地形図の1462m付近の尾根に登り上がる。
後は尾根を快適に下るだけ、尾根上は雪も固くしまりく楽しく歩けた。

4/5(Sun)
いつもの如く家族総出の文挾・・・・・・・
先日貰い受けた薪の伐り出し、幹周り40センチ長さ15メートルほどの山桜の原木の玉切りは 久々のチェンソーの爆音を遠慮する事無く思いっきり楽しめた。
明るい雑木林の中、椎茸の駒木で周囲は少しかび臭い様な茸臭いような。辺りを見回すと肉厚の椎茸が そろそろ収穫を待っているかのように駒木に張り付いている。
一雨来たら一斉にカサが開きそうだ、連休を前にTさんのほころんだ顔が目に浮かびそう。

なかなか始動しないチェンソーにイラつきながら何度もスターターを引くのだが何か変・・・・・!。
始動しない訳だよ・・・
燃料を入れ間違えた・・・容れ場所が違うよ・・まったく・・・あほ〜〜〜と鳴く梢のカラス・・・・。

玉切りを終へ運び易い様に道路近くまでの搬出、現場をかたずけ作業終了・・・・・アアー疲れた・・・!。

4/10(Fri)
早朝5時過ぎ家路を急ぐ、東北道路佐野付近の桜が満開。
新年度、県立高校での販売開始。
かなりの数の教師が移動、見慣れた教師が去りあつかましいばかりの3年生の誕生、そしてまた新1年生。
新入生に対する学校側の説明も先ずは授業料の納付及び奨学金の話、はたまた子供には関係の無い だろうと思っていた生活保護の説明まで・・、今年は何かと大変そうだ。

4/12(Sun)
週の前半、筋肉痛で最悪。
今日は薪の割込み作業、日中気温が上がり最悪のコンデション。
とりあえず薪の積み込み場所の確保から・・・・
乾燥の終えた大量の薪をデッキの下に移動、生木の時はあんなに重かったのに、3年もたつとなんと軽い事か・・・!。

4/19(Sun)
4-19kesamaru.jpg(172321 byte)
快晴、餅ヶ瀬から奥袈裟丸山に登ろうと思い鶯の鳴く林道を急ぐ。
今月初めにはあんなに雪があったのに足尾はすっかり花盛り、梅も桜も桃も水仙も赤いヤシオツツジから石楠花も こぞって民家の庭先を飾っていて何とも綺麗、この時季の足尾はほんとに最高だ。

林道を歩くとつい餅ヶ瀬の流れを覗き込んでしまう、解禁したばかりの流れに山女魚も岩魚も未だ伺う事は出来無いけれど やはり釣り人の悲しい性がでてしまうらしい。
高度計の電池切れ、地形図で凡その高度を確認するが仕舞いには面倒になり目的の尾根に急ぐ。
が、、、、、途中でコースの変更、運動不足がたたりおまけに少し厚着で来たせいか暑くてたまらない。
餅ヶ瀬右岸の下中手沢から前袈裟丸山に登る事に変更、杉の植林帯から右岸左岸と付いた猟師道を歩き 最終二俣の滝を眺め小丸山に突き上げる右股の沢をヒーヒー・・ゼ〜ゼ〜言いながら右俣最深部のCS滝を滑らぬように 巻き上げ水流の無い細いスズ竹に埋まった窪を大汗をかきながら上りきる。

最奥左俣の滝

CS滝は今にも崩れそうな太い氷柱が有りその左のガレは雪に埋まり余りにも危険だった、 雪面を5メートルほど直登、その後右のガレに逃げ込みCS滝の上部に出た。 気温が上がり帰りもこの雪面を通るわけでこの時袈裟丸山までの登山は諦めた・・・・正解!。

最終CS滝

急峻な笹薮を上りきり袈裟丸山までの登山道に出て一休み、雪でぬかるんだ登山道を小丸山まではわずかな距離だがなんと 長く感じた事か。少しもやった眺めだが袈裟丸山の山容が正面に大きく見られ北側には皇海山から男体山まで・・・ のんびりして景色を眺めていたらいよいよ歩くのが面倒になり1時間ほど小丸山の頂上でぐずぐずして餅ヶ瀬に下山。

皇海山〜庚申山

4/26(Sun)
わずか15坪ほどのログハウスを手に入れてから早10年ほど、毎週末と言って良いほど来るのだが どうも隣との相性が悪い。
隣人とのトラブルは本当は避けたいところだが一対何がどうだと言うのだか・・・。
そもそも最初は結構話をしていたし会うたびに挨拶も交わし普通の付き合いだったのだが、それが変わり始めたのは 5年ほど前の事。
我が家の南面の土地80坪を購入、それと共に板塀を取り払い従来からの土地と新たに購入した土地を一枚の屋敷に するために板塀を新たに増設したのだがこの時の事がどうも隣人には気に入らなかったらしい。
その後ログハウスと併設し離れを増設、その時も工事中に隣からのクレームが付いたのだが。
屋根からの雪が落ちてきたら困る、家からの距離をとっていない、近すぎる、陽が当らなくなる、庭が広いんだからもうちょっと向こうに建てろ、 お宅の塀が邪魔して庭に苔が生える、そもそもアルミの塀にしてくれれば良いのに・・・等々

その時はなんら気に掛けてはいなかったのだが板塀に塗装を施そうと思い隣家の庭への立ち入り許可をそのかみさんに求めたのだが あっさり拒否・・・・。
隣家のかみさんの言い分とは(勝手に断りもなく入って来るな、誰だっていやでしょ。)だった。
どうも前回の塗装の時のことを言っているらしく私は倅さんに断りましたがーーー。
するとそのかみさん曰く(倅は倅・・・私は私)なのだそうだ。
まったく取り付く島も無いほどの怒り様で驚いてしまったのだが・・・!。
その時の隣家のカミさんといったら真っ白で気色の悪い稲荷神社の狐の置物のような感じでそれは本当に気持ち悪かったのだ、 まっすぐ顔を見ながら話をするのだがなんと言ってもおかしくてつい顔の筋肉が緩みそうで・・・本当に今思い出して見てもプププぷーーーー。

このかみさん空き地を勝手に耕作し自分の生活を楽しんでいる事には変わりないのだが・・・・
どうも他人のことが気になるらしく併しそれにしても変に結界を張りかたくな過ぎる、触らぬ神に祟り無しとは言うがどうも頭にくる。



May・・5月

ゴールデンウイーク、
新緑の峪で焚き火宴会、そして岩魚釣り・・・
初めて同行する呑み仲間も居て中々期待の持てる筈の渓の夜が待っているのだ。

メンバー (中尾さん、荻野親子 syuさん 黒ヤスさん うずらさん あっちゃん )

09_5-3matuki.gif(119141 byte)

5/2(Sat)
取引先の仕事を3日分納入し急ぎ母のいる文挾へ、連絡の有ったsyuさんには夜半10過ぎには駐車場にいけるかも・・・ などといいかげんな事を伝えてはいたが。
文挾の山小屋に着くなり母に1週間分の話を聞かされおまけに庭の花々が咲きだしてすごく綺麗だからナドなど、 結局風呂に入って休む筈がつい一杯が2杯に・・・。
けっきょくrikoの腹を枕に寝てしまう。

5/3(Sun)快晴
午前4時に起床、未だ暗い礼幣史街道を日光へ、急ぐでもなくヘッドライトに浮かぶ山ツツジの見事さに うなりながら15分ほどで神橋を渡りいつものコンビニで食料の調達。
コンビニの駐車場には他県ナンバーの車も数台止まり駐車場だけは混雑気味だった。

細尾トンネルを抜け足尾へ、未だ山桜の残る神子内の流れは細く道路わきには釣り人の車もなく これが本当にゴールデンウィークの足尾なのかと少し不思議に思った。
待ち合わせの駐車場には5時過ぎに到着、昨夜からの待機組みは未だテントの中、車の中、夢の中。
午前6時過ぎ
メンバーが全員揃いザックの点検を終へいよいよ出発、今回は足尾在住のMさんの好意で林道の車通過が可能になり 長い林道歩きを半分に短縮する事が出来た。
バイクで走る事はあっても車での走行は初めて、ほんとうにMさんありがとう。


ともあれ無事テン場の設営やら目的の沢に今夜のおかずを釣りに大挙して出かけた訳でしたが、釣果には恵まれず ほんの数匹顔を見せただけで終わり。
天気は上々、貧果にお手上げ・・・・・・。
滝を上り詰め一人気炎を上げていたのはなんとあっチャンだけ、最源流には例の赤ペイントの落書き、 追ってきた中尾さんにそのことを告げるとなんともやるせない形相で・・・・返す言葉もなし。
滝の下で上流組みを待つ週さん一行を置いて二人で左岸の潅木帯に付いた鹿道を辿りテン場に戻る、 滑滝の流れは変わらず綺麗だがいつからなのか沢床はごみで散乱、おそらく入り口の淵が埋まり容易に入り込みやすくなった せいだろうか、併しゴミだけはお持ち帰り願いたいものだ。

一羽のカラス・・・・
テン場に戻る我らの姿を見るなり何故か頭上の木に止まり (カーカー)・・・・・
マットに広げておいた食料が既にカラスの餌食・・・・・く〜〜〜〜くやしカぁ〜〜〜
今夜の食料が散乱・・今夜の酒の肴が散乱・・・・か〜〜ラスメーーーー
この時は知らなかった、二人でカラスの食べ残しでビールを飲んでいるとそこにあっちゃんが帰還。
顛末を教えるとあっちゃん・・・ゲ〜〜〜〜
鹿肉と豚肉の燻製が・・・くんせいが〜〜〜〜〜食われた〜〜〜
俺はたっぷりの時間をかけて・・カラスの餌を作ってたのカぁ〜〜〜〜〜
飛び回るカラスに石を投げずには居られない、併しそれもこれもミンナで大笑い・・・・・!。

時間も早い、さー焚き火でもして・・長い夜が始まるのだ。
友を元気付け気遣う二人、頷き合い、饒舌になる。
酔いつぶれた二人は早々にシュラフの中、夕方の一時毛鉤を振った周さんの手には獲物の岩魚が5匹ほど、 川原でそれを捌くあっちゃんの手際の良さに驚き、今宵の宴にやはり岩魚の香ばしさが欠かせないと 焚き火に陣取る者どもが鼻をひく付かせる。

おぼろ月夜に焚き火の煙が吸い込まれるように高く昇って行く、目覚めたばかりの木々のざわめきに 静かな瀬の流音、一人の山の褥ならその暗く静寂でまとわり付くような空気に或いは耐えられず早々に 寝息を立ていただろう。
なんだか久々のこの時間が、友と過ごす今のこのひと時が焚き火のようにも感じられ ひどく勿体無くて日付の変わるのも忘れてしまった。

5/4(Mon)
熊鈴の響く川原、テントの前ブタを開き鈴のなるほうに目をやると二人の釣り人が上流に向っていた。
寝ぼけ眼でテントの整理、荷物の整理、焚き火の前には既に仲間達が座り込み各自朝食の準備、 今朝もやはり賑やかだ。
撤収も終わり上流を目指す2人と別れ帰路につく、川原では犬と遊ぶキャンパー、動物の調査なのだろうか、 アンテナを持った2人が急ぎ足ですれ違う。調子を崩した中尾さんを待ちながらののんびりした道行だけど 昨日の朝とは違う充実した顔の6人が今期又どこぞの山渓で騒ぐのだろうか・・・・・・。

5/10(sun)
することの無い日曜日、庭の整理、山菜採り、殆ど寝て過ごす。
暑いくらいの陽気、夜は蛙がうるさい、リコはデッキの上でお休み・・・・・

5/20(Wed)快晴
今期初めてのソロキャンプ、朝のクリニックへの出荷を終えて餅ヶ瀬へ向う。
バイクを載せてのドライブにはほんと気を使う、大越路トンネルを抜け粕尾峠〜足尾。 栃木辺りの気温は28度、足尾は23度でちょうど良いくらいの陽気だ。
唐風呂近くの元商店で遊魚券を購入(6000円)去年よりも高いような・・・!。 以前この商店でジュースなど買ったような気がするが、それも随分昔の事か?。
足尾の住民の使う言葉は今市辺りとは違い尤も群馬とも違い都会的な標準語に近いような気がする、 銅山の関係で都会からの労働者の流入が関係しているのかも知れない。
店番は高齢のおばあさんだった。餅ヶ瀬集落への林道を走る、日曜日とは違い途中の車寄せには一台の車もなく 集会所を過ぎた辺りの駐車地に車を寄せる。
正面には離農した農家が一軒、既に家は藪に埋もれ以前大量の薪を積んでいた玄関口などは昔を忍ばせる面影もなく 寂しい限りだ。
09-5_motigase.jpg(273076 byte)
さっそくバイクを下ろしテントを張り焚き火の準備、釣り支度も一応に済ませ木陰の気持ちよいテン場でのんびり過ごす。 午後3時過ぎ未だ陽はかなり高く、テン場下に流れる餅ヶ瀬川の本流はギラギラと鏡面のように光ってとても釣りどころじゃない、 今倉沢左岸の今は離農した農家のおかみさんとは20数年前の事だが一度沢辺で話を交わした事が有る。
樹上には沢ぐるみの実が枝をしならせ、禁漁近くなると沢辺に落下、おかみさんはクルミを拾い集めていたものだった。
釣りを終えて鼻歌交じりで下山した私に声を掛けてくれたのがそのおかみさんだった。釣れたかい〜〜〜
クルミをどのように使うのか訊ねると・・・・いろいろだよ・・・
ここでの生活は大変だけれどクルミや春の山菜等が楽しみで・・・・・
クルミ餅、クルミ和え、クルミ豆腐等々、いろいろ話してくれたのだがその数年後には移転したのか 姿を見かけなくなった。
別の日の事、釣に厭きてトボトボ下山、何気なしに薪を積み上げたその家の玄関先を覗いた時でした、 白髪で白く濁った目で玄関先の高台から見下ろしていた老人が一人。 驚き戸惑いもし交わす言葉もなく 只々びっくり、やっとの事挨拶をし庭先に積み上げていた薪の一本を貰い犬の玩具を作り上げたことが有りました。
その廃家を眺めては一人今夜過ごす事を思うと一瞬、その玄関前に立ち私を眺めていた老婆の姿が余りにも鮮明で それはついさっきの事だったのでは、そんな風にも思えました。

釣り支度をしているとジムニーが一台、気さくな青年でいろいろ餅ヶ瀬の釣りの話を交わし少しの間楽しみました。
一人テントを張る私に怖くはないの・・・・
なんとも突拍子な顔に似合わない質問で思わず噴出し笑い。
久々の夕方の餅ヶ瀬、岩魚が一匹竿を絞っただけで山女魚とはどうも相性が悪い・・ヘタなだけだけど・・!。
09_motigase_2.jpg(146827 byte)
テン場の上空には星空が広がり焚き火を肴に遅くまで・・・・
ついつい飲み過ごすのは何時もの事ですが、これがほんとに嬉しくて止められない。

5/21(Thu)快晴
23年ぶりの餅ヶ瀬の源流部に釣行、昔は徒歩。
今日はバイクでの林道ドライブだ、バイクの音に負けないくらいに鶯が鳴いていてこれだけで満足な気もするが 気持ちはやはり奥地の岩魚におどっているのだ。
林道は綺麗に整備され危な箇所もなく快適、杉の植林地は伐採され明るくかつての面影は今は無い。
7時前、目的地に到着、餅ヶ瀬の上流部は押溜沢と金山沢に分かれ本流は金山沢が更に源流部で分流するが 本沢は県界尾根の法師岳直下まで。
09_motigase_3.jpg(360322 byte)
予定していた押溜沢に入る、押溜沢右岸の前尾根を行き後袈裟までの登山を考えているがその下調べ。
登山道への赤ペイントが所々に散見、とりあえず尾根に取り付き途中まで行って見る、案外と歩きやすく 見通しもよさそうだがそれも今の内だけかも知れない。
沢に下り今度は岩魚釣り、出合でさっそく一匹の岩魚が出るがその後が続かない、上流部の二俣まで釣行。 うんともすんとも言わない沢に飽きてしまいかえりは猟師道を歩き下山、見るような滝もなくがっかり。
押溜沢は人気のスポットらしい、本流に戻り記憶を辿るように毛鉤を振る。
やはり天井の広い沢が一番、反応する魚の引きも強く立派だ。

09_motigase-iwana.jpg(169523 byte)

餅ヶ瀬は花崗岩質の岩が多く流れも本当に透明、それに比べると庚申川は水も何故か苔臭いような汚くも感じられ 遡行もうっとうしい、同じ渓遊びをするのなら餅ヶ瀬のほうが明るくて素敵だ、そんな気がする。
気温が上がり岩魚もさっぱり毛鉤には反応しない、林道は遥かかなたの高台に散見するだけで上がる事も出来ず ひたすら岩魚を求めて毛鉤を振るがさっぱり・・・・・・ア〜〜アぁ、疲れたナーーー。

疲れきって大岩に腰を掛け流れを見ていると岩魚の尻尾が見えた、落ち着いて毛鉤をロングシュート。
狙いどうりのラインだが岩魚は出ない、もう一度、今度は少しコースを変えて・・・・・・・
バシャ・・・あわせ切れ・・・唖然として流れに目をやるだけだった。

09-motigase_2.jpg(211292 byte)

餅ヶ瀬奥地の岩魚釣なんてこんなもんだろう、一人毒づいて暑さに負けて左岸支流に入り込み林道に上がる。
崩壊した林道跡は土砂に埋もれさすがに23年の歳月を感じさせる、コンクリートの丈夫な橋は橋桁のみが残り その基部には鹿の角がさらされ白く光っていた。
路の崩壊はひどくて歩くのも難儀、後方を見上げると後袈裟丸の山姿が大きくて、 左側の子法師尾根からはいつ土砂が滑り落ちてくるのか心配なほどのガレ場になっていた。
そんなひどい道にも太くて美味そうな蕗の群生があった、つい最近の足跡が残っていてやはり同じことを思う釣り人も居るのかと 思わず苦笑する。
昭和43年工事の金山沢の橋だけがなんだか余りにも立派で不思議な感じを受けた、一対この道は何のために必要だったのか・・・。
思いで深い餅ヶ瀬の奥地、誰とも会わず鳥の囁きが一番だった。

5/23(Sat)
麺坊により頼まれていた毛鉤を届けるがその頼んだ主が暫らく顔を見せていないとの事・・!。

09-5_kebari.jpg(227538 byte)

5/24(Sun)雨
文挾にて・・・
伸びすぎた庭木の剪定、椿も垣根のツゲも伸び放題、面倒な作業だけれどこればっかりは人に頼めない。
小雨の中鋏でパチパチ、鋸でゴシゴシ、枝分かれした桜の幹も短く詰め隣家の迷惑にならないようにした、 併し困った・・・・大量に出る剪定後の小枝の始末。
とりあえず正面の空き地に積み上げ平らにならし処分完了、で・・今後どうしようか・・?
翌週ガーデンシュレッダーを注文。 ネットで検索すると同機種でもかなりの値段の開きが 有り、音が静かな事、粉砕能力が高い事を考慮して、いや勿論値段が手頃な事、そして移動が簡単な事・・・等々 結局23000円で購入決定。

5/31(Sun)
文挾にて・・・
昨夜は飲みつぶれて寝てしまう、離れの気温はやはりこの時期と言えども母屋のログハウスとは全然違う。
一日やる事もなし・・・・・
早朝の鶯の音、日中のホトトギスの甲高い鳴き声、犬を連れ回し付近の草地で蕨探し・・・。


june・・6月

6/7(Sun)晴れ
文挾にて・・・
早朝から草刈り機の爆音、2サイクルのあの草刈り機はほんとにうるさい・・・。
地域の自治会には参加していないけれどやはりそれはそれ、知らぬ顔も出来ず表に出て隣のダンナに挨拶、 旧今市地区の(現在は日光市)草刈及び清掃は6月の第一日曜日と決まっているそうで草刈り機の燃料はその地域の班長さん に自治会が用意しているとの事、機械の用意が出来たら是非参加して欲しいと言われる。
最近家が増えたとは言っても自治会に参加する人はやはり少ないらしく、範囲が広いと手が廻らないとぼやいていた。

昨年植え付けたニンニクの柄が枯れてきた、 そろそろ収穫の時期なのかと思い一本抜いて見たら小さくて可愛いニンニクが出てきた。 来週にでも収穫しよう・・・。
今年は玄関前のアジサイが寂しい、一つの花も咲かない。

6/10(Wed)快晴
早朝のクリニックへの配達を終え計画どうり庚申川へ向う。
夕方には釣友の周さんが合流する事になっているのだが、天気は持つだろうか、栃木インターを下り 粕尾峠をのんびり越えて足尾着は4時前、銀山平の駐車地には2台の車、いずれも大宮、熊谷、そして私の春日部ナンバー。
どうも足尾は埼玉県人の遊び場に適してるらしい。

この時季庚申山は庚申草の季節、平日と言えど登山者は相当数居るだろう、 車の脇にテントを張り終えビールをゴクリ、至福の時、今が最高・・・と悦に入っていたら 一人の登山者が下りてきて挨拶を交わす、どこかで見たような・・・?。
茶バツのロン毛でジーパン・・・・・そうだった、先月初め松木の川原で一人居たその人だったと 気が付くのにそんなに時間がかからなかった。
私の拙いHPを見ているとの事、なんだか恥ずかしい様な、見知らぬ訪問者とフィールドで出会い話を交わすなんて・・・・・
ほんとに驚きだ。
松木が好きで楽しんでいるとの事、件の赤ペイントでの落書きにもひどく立腹して居たし・・・なるほどね・・・・
遊魚券の購入をして岩魚釣りも楽しんでいるし、自分だけの秘密の沢も有るんだよ・・と紅顔を崩し 人懐こい顔で丁寧な物言いの人物だった。

暫らくすると4人組の女性グループが下山、熊谷ナンバーの4人組だった。
皇海山まで行ったとの事、頂上付近には未だシロヤシオが咲いていて綺麗だったよ・・・と疲れきった表情で話してくれたが 女4人での登山はさぞ賑やかだった事だろう。
夕方の5時半。
少しの間釣りに行こうかと悩んでいたらポツポツと雨、なんだよぉ〜〜雨かよ〜〜
しかたなくテントの中へ退避、6時過ぎ周さんのお出まし。車2台の真ん中に簡易のタープを張り雨宿り。
そぞろ近況を語りあう、激しい雨の暗い林道を登山者2グループがヘッデンを点し下山して行くのが見えた(夜8時頃か)。
一晩中強い雨・・・・・酔いも手伝って爆睡・・。

6/11(Thu)
早朝4時半、テントを打つ雨音で目が覚める、一晩中どうやら降っていたらしく雨脚の衰えるような気配が無い。
テントの中は防水マットのおかげで乾いた状態、併し足元は結露で少し湿っぽい、テントの前ブタを開け外を覗きこむ。
タバコの煙が吸い出されるように雨空に昇って行く、テントを叩く雨音・・・・・・・・

ほんとに何年ぶりだろう、ニセアカシアの花が雨に濡れ甘い香りでここ銀山平を包んでいた頃、まさにこの場所に車を止め 3日ほど遊んだ事がある。
晴れたのは最終日だけ、朝には野猿がアカシアの花を餌に梢に騒いでいたっけ。
ほんとに雨音は過去のいろいろな事を思い出させてくれる・・・・・。

9時過ぎ雨上がりの庚申林道を会話を交わしながら行く、雨で緩んだ斜面からの落石だろう、 庚申川の深い谷底に雷のような轟音が響き辺りを揺るがす。
昨夜の雨で林道は水溜りで埋まりやかましいほどの登山者の足跡も消し去り、草や木の緑もより深く感じられ 歩き慣れた筈の庚申林道が新鮮に思えた。
目的の沢に到着、笹濁りの水面に釣りには最高のコンデションだね・・・とか何とか、いくつかの大滝を越え のんびりと久々の遡行を楽しむ、まだクルマユリ等の花の時季には早く色合いには欠ける谷間の風景だが樹幹越しに 届く陽の光は見慣れた筈の切れ込みに深いコントラストをつけ脳裏に焼き付けさせる。

数本の大滝を高巻いて休憩、 ポイントを譲り合いながら二人で毛鉤を打ち込む、大物の気配は無いものの狙った水面からはそれなりの反応もあり そこそこ楽しめた、九寸ほどの岩魚が出たところで納竿。
それにしてもゴミが多い、二人から出る言葉はそのことばかり、、、、、、、、、。
源流域の穏やかな流れの傍らでコーヒーをいれしばし休憩、尾根からは強い風の音が・・・・。

6-11sasamiki.jpg(384702 byte)

尾根からの今は消えかかった杣道を転がるように下山、林道は強い日差しで眩しかった、 ゲート前で監視員に掴るが幸いにも餅ヶ瀬釣行の折に年券を購入していたので助かった、話題は落書きの事だったが どうにも松木の件、今年は監視を強めるそうだ。
5時過ぎテン場に着いてみると雨で濡れたテントも乾き撤収も楽だった、それにしても昨夜の雨が恨めしい・・・・・・・・。

6/14(sun)
雨上がりの森で今年最初の野生茸の収穫、ウラベニガサ茸、\(~o~)/・・・。
09-6kinoko.jpg(305559 byte) 散歩途中、雨上がりの叢で蕨の手土産、美味い酒が飲めた。

6/21(sun)
カミさんは久々に故郷に帰省、千路の皆さんは元気だろうか・・・。
そう言う訳で久々にrikoと文挾へ向う、家に着いてみると玄関前の沙羅の木が開花、どうにも暑い訳だよ。
昨晩は離れで一人遅くまで過ごす、網戸にして窓全開、明け方少し寒かった。終日降ったり止んだりの天気、 庭の苔に付いた落ち葉の掃除やら庭石の汚れを落として過ごす。
ほぼ終日飲んだくれ・・・・・・・。

6/22(Mon)
昨夜も離れで寝るが今朝方の鶯のやかましい事に参った。
rikoと散歩、マタタビの花がそちこちに満開。山の小道はマタタビの香りでむせ返っていた。
6-21matatabi.jpg(221508 byte)

花のハウスには今が盛りの蝦夷リンドウが満開、軽トラックの荷台に満載のムラサキの花、収穫に忙しいのか 作業する人の姿は花の畝に消え見えなかった。

6-21rindou.jpg(273545 byte)

rikoとのんびり歩く、農家の庭先は今本当に綺麗だ、梅や桜の時季も良いが やはり今が最高、鶯やホトトギス、郭公が鳴き汗ばむ事も無く散歩も楽しい。
・・・・ 卯の花の過ぎば惜しみか霍公鳥雨間も置かずこゆ鳴き渡る ・・・(万葉集・・霍公鳥→ホトトギスの事)

6-21riko.jpg(283213 byte)
だらしなく垂れた犬の耳をからかいながらの散歩はなんともはや・・・・・疲れるのだ(−−〆)。

6/24(Wed)暑い日
仕事帰り、ホームセンターにより電動の芝刈り機を購入。
狭い芝庭を大きめの電動バリカンが数分で刈込み完了・・・・なんたるこっちゃ。

6/26
マイケルジャクソン死亡

6/28(Sun)
昨夜文挾の母と揉める、連絡さへしてくれれば何の事は無いのに。
スポーツ洋品店へ出かけるが欲しいものはいかんせんみな高額、諦めてホームセンターへ。
マキタの4サイクルエンジンの刈込み機を購入(29000)
2サイクルのチェンソーには毎年の事ながら始動にてこずっていたから。

6/30(Tue)
今日で前期の学校販売が終わり・・・・・
急な暑さで今月後半は思うような結果が得られなかったが、4月からの売り上げは去年の前期よりは2割り増しか・・。
ン〜〜ともあれ暇な夏休みが2ヶ月も続くのだが、とりあえず2月分の収入が減るわけでそれはそれで毎年の如く困ったものだよ。


July・・7月

7/3(Fri)
午後4時過ぎ、rikoの洗濯。
毎度の事ながらrikoは風呂が大好き、mikanとは大違い。
体重36キロ、弱酸性のシャンプーボトルを毎回の事ながらほぼ半分ほど使い最後にはリンス、残ったシャンプーは 飼い主が使わせて貰う訳で当然の事ながら風呂上りのrikoは近所の女子高生に人気。
併しながら風呂上りのおっさんに声を掛ける若い女性など居るわけもなく・・・・・・何だかな〜。

7/5(Sun)
文挾にて・・・・・
昨夜は遅くまで義兄と飲んでしまった(夜中の大雨はすごかった。)んな訳で少しだけ二日酔い気味の朝を迎えた。
義兄一行が家に帰りその後ジャガイモ掘り、むちゃくちゃな暑さ・・・・
4月末わずか6キロの種芋を植え付けたのだが、昨年同様てんとう虫に食い荒らされ今年も芋がらはひどい状態。
それでも小芋ながらも種芋の数倍は収穫も有り陰干しにして土を払い物置に収蔵、今年最初の収穫にお天道様の下で飲むビールは最高だった。

7/12(Sun)曇り
釣り日和・・・・・・
登山道を進み舗装された林道に下り立ち小一時間ほども登り道を歩くと汗が噴出してきた。
年1回の入渓と決めているお気に入りの釣り場はすぐそこだ。梅雨晴れ間、今にも泣きそうな感じの空ではあるが何とか今日1日は 曇り空のままだと言うTVニュースを鵜呑みにしてやって来たのだが、最初の堰堤を越えて川原に下り立つとポツポツと 川原の石を叩き出した。

7-12_1.jpg(337907 byte)

久々に#5番8.5Fのロッドを持ち込んだ。
覆い被さる草木の葉は少し邪魔にはなるけれどこの渓に住まう岩魚はすごすぎる、 半ば強引にでも抜き上げないことには半端な道具仕立てでは弄ばれてしまう。
一昨年の秋初めて訪れた時の岩魚の歓迎には驚いた、幅広なまるでサバのような岩魚がなんでもない狭い瀬からいきなりのヒット、#3の ロッドは可哀想な位のし上げられ大変な思いをした。

07-9iwana.jpg(83630 byte)

堰堤からわずか100メートルほどで最初の通らず、足跡が無い、いわんやゴミ一つ無い。
青黒く緩い流れの広い淵の先には5メートルほどの滝が飛沫を上げ弱い陽の光に白く光っていた。 後方を気にすることなく思いっきりラインを延ばしシュート、黄色のウイングが青黒く不気味で広い淵に小さな灯りを点すように流れ出す。
数度流して見るが淵は静まりかえったまま、岩に瀬をもたげロッドを仕舞い込む。
20mほども戻り返し右岸を見上げる、電光のように付いた獣道を辿り通らず上部の川原に下り立つと左岸から一条の細い滝が落ち込み 峪はいよいよ狭く戻り返すなどとはとても考えられない。

7-12_2.jpg(305278 byte)

時計を見ると既に昼近く静かに落ち込む滝を見上げ昼飯にする、どうやら本当に天気は持ちそうだ。
竿をつなぎリールをシートにセットしラインを出そうとするが何の事は無い、細いリーダーがラインに食い込み繰り出す事が出来ない・・・・・・。
おい・・・マーキスの5番よ、しっかり仕事センカイ・・・ブツブツと独り言も何か空しい。

小雨混じりながらもどんどん高度を上げて行く、両岸が狭まり滝が行く手を塞ぐ。
砂が堆積し依然見られた淵も浅く埋まり遡行するのにも困ることはないのだがやはり岩魚の反応が乏しい。
行く手を塞ぐ滝を右岸左岸と巻きながら空模様を気にしながら毛鉤を打つ。
直近の足跡はない、流れも3メートル程と狭くなった頃、瀬脇の樹木の覆いかぶさる大岩の弛みに毛鉤が流れた。
暗い流れに赤い岩魚の腹が反転しその直後強い岩魚の抵抗が始まった、心地よい岩魚の引きが待ちに待ったかのように 心臓を高鳴らせる、何時もの事ながらポソと小さな反応の時ほど獲物は大きいから不思議だ。

魚止め近くまでこの日の釣果は6匹、いずれも丸々太った尺越えの大物ぞろい。不思議なことに反応した毛鉤は みな同じ、胴が赤のフロスでハックルが黒、ウイングが黄色でしかも#14のスタンダードなシャンク、やや沈めがちに流したのだが どうやら良かったらしい。
何のことはない、フロータントを落としてしまったのだ。
ドライフライの釣りでフロータントが無いなんてガスの無いバーナーヘッドみたいだよほんとに・・・・・
しかたなくロッドを少し高めに構えまるでニンフの様に流しめくら釣りの向こう合わせ、案外とつまらない釣りだった。
最後の大滝下、以前有った滝壺が左岸からの土砂で埋まり景観が様変わり、大きくえぐれた落下口はいつ崩落しても おかしくない状態、恐る恐る土砂の左岸を上り滝の落下口近くに下りた。
ガレ場には太くておいしそうな蕗が群生、上るついでにその蕗を少しだけ(ザック一杯)頂戴した、実は蕗の注文をしたのは かみさん、かみさん曰く岩魚は要らない、蕗が食いたいとの事で釣りをしながらも目は川原に生える白い蕗を追っていたのだった。

林道に上がり辺りを見渡すと山の斜面の工事中らしく法面下には事務所らしき建物や仮設のトイレが設置、大掛かりな工事らしい。
4時、長い林道歩き、林道脇にはモミジ苺が黄色く熟し美味そうになっていた。
7-12_3.jpg(302988 byte)


7/19(Sun)女峰山への登山
久々に2千m級の山への登山だ、何となくわくわく・・・。
何時ものコンビニで食糧を買い込み荒沢上流の裏見滝駐車場に着くとそこにはなんと自転車のツーリング隊が 半ば半分ほども駐車場を占拠していた。(am 7:15 )
駐車場すみに何とか車をねじ込み登山の準備、ゲート手前左側の窪んだ登山道を上り林道と合流(7:25)

7-19a.jpg(224126 byte)

腰ほどの笹やぶの中を明瞭についた登山道を進む。
(8:07)最初の水場に着く、25リットルのザックにはペットボトル2本だけ。
荒沢の左岸、はるか高台に付いた登山道からは荒沢の水音も何も聞こえないがやたらと鶯がやかましい。
荒沢支流と思われる涸れた沢を左目に笹に埋もれた登山道を行く、ゆったりとした登り、良く見ると笹原は 唐松と沢にはさまれた防火帯の様でも有り30m.ほどの幅で目指すモッコ平に延びていた。
明瞭に付いた指標を追って行くと大樺の表示板が笹原ににょっきり、大樺とはどの木の事か・・・?
辺りを見回しても太くてでかい樺の木など一本も見当たらない、有るのはでかく逞しい水楢の巨木だけ、(9:00)

7-19b.jpg(220274 byte)

寂光滝からの登山道と合流(9:08)いよいよモッコ平に突入(高度計は1422m)道はとにかく笹原の中にまっすぐ、時には背丈ほどの笹で 足元が平らになっていることだけを確認、ザックに括りつけた熊よけの鈴の音だけがなんとも頼もしい。
道の両岸は深い沢に挟まれた尾根に変わりそこを過ぎると又なだらかな下り道に変わり、笹原の上にまっすぐのびた唐松の奥からはホトトギスやら 鶯が鳴きだして思わず足を止め聞き惚れてしまった。
左前方には男体山、大真名子山がまるで双子のように同じ山容で目に飛び込んで来た。

7-19c.jpg(189174 byte)

(10:15)左側に男体山、大真名子山を見ながら緩やかに下って行くと荒沢の涸れた川原が目に飛び込んで来た、 道沿いの大地には何のための地蔵なのか大真名子山を背にひっそり佇み見下ろしていた、ほんとに小さなお地蔵様だけれど 思わず腰を下ろし手を合わせこの先の道行きの安全を願うのは私だけだろうか・・・。(1705m)

7-19d.jpg(174088 byte)

(10:23)馬立分岐、荒沢を渡り沢沿いの道を行く、沢には新しい堰堤が設置されていたが近年の工事らしい。
1723m地点で下りの登山者と会う、道を尋ねられるが深い笹藪だと言ったら泣きそうな顔をしていた。

モッコ平の笹原に咲くクルマユリ
img_1.jpg(83869 byte) img_2.jpg(96812 byte)
img_3.jpg(78888 byte) img_4.jpg(53114 byte)

ガレた沢に真新しい堰堤の列、その上流部にようやく女峰山が姿をあらわした、地図と睨めっこして何となく きっとあの山が女峰山、女峰に違いないと一人合点、何せ初めての山・・・・・・。

7-19e.jpg(163999 byte)

荒沢の水の無いガレた支流を右に見ながら太いシラビソ林の中、窪んだ登山道をゆっくりゆっくり進む、 シラビソの放つ芳香が疲れた体にここちよい、やがて女峰山南面の崩落した斜面に沢は消え道もまたガレた沢を右方向に渡ると そこには緑の深い苔の中、涼やかな音を立て清水が湧き出していた。
水場で喉を潤し給水しいよいよ見上げるような急坂を唐沢小屋を目指す。
一歩・一歩・噛み締める様に・・・アぁ〜〜
まるで亀の歩みダヨほんとに・・・・
下山者を待ちながらシラビソの根にへばり付き交わしたくても殆ど声にならない挨拶を交わす・・

7-19f.jpg(367658 byte)

急坂を行くといきなりの瘠せ尾根に出る、驚いた事に私の後から登山者が一人熊ベルを鳴らしながらドカドカとやってくるではないか、 後続がいるなんて想像もしていなかっただけに先を越されるのは何か嫌な気分だった。
それにしてもこの不安定ないつ崩れてもおかしくないようなこの場所、この場所から見下ろす男体山と大真名子山のなんと綺麗な姿だろう、まるで兄弟山、そのもの・・・!。

7-19g.jpg(218245 byte)

それにしても・・・
麓の町で何時も眺めている女峰山、左手には同じく男体山、今日は一人、登山にしては遅いで出しだった、それが何だよ、 いつの間にか後に同じく息せき切って男が一人登ってくるではないか。
深い笹原の中、鶯に励まされホトトギスに勇気づけられここまでは我一人・・・・だなんて変に気張っていたのに。

水場を過ぎシラビソの森の中、根に足をとられぬ様に行くといきなりの広場、唐沢小屋である、小屋のドアは固く閉まり ベンチ跡の板切れには一人の若い女性の登山客が身支度を整えていた。(唐沢小屋 2248m 12:00着)

7-19h.jpg(242875 byte)

いよいよ最後の急坂、頂上までは40分ほどだそうだが・・・・・
急なガレ場に差し掛かる頃から弱い雨が降り出した。 見上げると豆粒のような登山者が転がるように落ちて来る、そんなふうにも感じられるほど急なガレ場は続いていて やがて山肌を覆う石楠花の中に道は吸い込まれて行く、ホイと顔を上げるとそこには祠が祭って在りそのわずか上が女峰山の頂上。
(女峰山頂上 2438m 12:30着 )

7-19i.jpg(145252 byte)

あいにくの天候だったが景色は最高だった・・!
男体山 雲竜渓谷、黒岩尾根上部
赤薙山方面 ?・・何の花

(13:00)
ガスの切れるのを期待しながら小一時間ほどを頂上で過ごす、弱い雨と風・・・
湧き上がるガスに時折見える帝釈山方面への懸崖。
赤や青の雨具が時折ガスの中に見え隠れしその鮮やかな色彩が、
どこぞの寺院の鴨居や天井に舞う天女のようだ、ここは2000mの天辺。

久々に2000m級の山に登った嬉しさがこみ上げてくる、頂上を後に道を引き返すのも何となくもったいなくて ガレ場の道に立ち止まり風を感じ淡い光に全身を晒す。
下山する人は誰も居らず今は全くの独りだけ・・・・・・。
独りでいる事とは何事にも囚われず自由でいいのだ、嬉しい事、怖い事、降り掛かる総てを自分で決める事が出来るのだから・・・。
(13:46)
唐沢小屋まで下山・・・高校生数名がキャンプ
(15:08)
馬立着・・・・・堰堤手前の川原で狐を見る(はじめて見た。)
(15:20)
1700m地点・・・・大きな雨粒が落ちてきた。
右手に見える大真名子山、男体山の上部が雲に覆われる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雨のモッコ平、濡れた笹原を歩く・・・・・
朝のモッコ平は緑の薄衣を風に揺らす様な優しい風情でソヨとしていたのに、 雨具の下だけでも履けば良かったと後悔、靴もびしょぬれで歩き辛かった。
雨もいよいよ本降り、今更雨具でもあるまい・・・・ずぶ濡れで1200m地点の林道を通過。
気温が下がったせいか笹原の中からアブやら蛾がまとわりつき少し厄介。
かなりの雨量だったが滑ることもなく無事下山、裏見駐車場着(4:35)だった。

唐沢小屋近く 頂上付近の石楠花


7/21・・・衆議院解散

7/26(Sun)増水の渓で岩魚釣り・・・・・

7-26iwana.jpg(232996 byte)
久々に庚申川、落ち着いて夏の岩魚を狙うにはホームグラウンドの庚申川に限る・・・・・
午前8時過ぎ七滝上流の瀬に入る、ここのところの雨で流れはかなりの増水、この先にはきっと先行者がいるのだろう。
一の鳥居付近には地元の車が駐車、しかも漁協の関係者らしい。ゲートはきっちり閉まっているのに・・・。
何時もの事ながら地元の関係者はかって過ぎる。
瀬の脇に座り先ずは朝食とお茶・・・湯が沸くまでロッドの準備。
今年はロッドを新調した、Coatac:8'2'' Line:#3/4 4ps. 安竿だけれどこんなもので丁度良いのだ、 リールは20数年来使用しているマーキス#4、傷だらけの相棒。

7-26a.jpg(179995 byte)

かぶさる木々の中から木漏れ日が漏れ庚申川の瀬はキラキラとまばゆい、 今の時季にしては水温もかなり低いのだろう、飛び交う羽虫もいない。
銀山平の駐車場で会ったf.fの青年はきっと真っ白に奔流する庚申川に遊ばれているだろう、 林道下の本流は無理だよ・・・・そう忠告したのに。

7-26b.jpg(413285 byte)

偏光グラスごしに流れを見たらフライの流れも岩魚の奔る姿もはっきりと見えるのだろう、流れの勢いで 泡立つ瀬に打ち込んだフライはもみくちゃにされながらも良く効くフロータントのおかげか泡の下からポッコリと 浮かんでくる。
水面に大きく穴が開いたかのように岩魚の大口が黄色の目印ごと吸い込み、先ずは最初のヒット。
渡渉しながらポイントを探りその都度それなりに反応がありわずかの距離だが楽しませてくれた。
何年来、幾度とこの瀬を攻めたろうか、フライボックス一杯の毛鉤をこの瀬に流しては無くしていた事か。

いつの事だったか・・・・・
お気に入りのこの瀬の脇にテントを張り夕方の準備をしていたらかなり年配の釣り人に声を掛けられた。
その人は桐生で鉄工所を経営、今は倅に現場を任せ天候を見ては岩魚釣りを楽しんでいるとの事・・・・・。
 ひとしきり挨拶を交わし私も一時ロッドを振り数尾の岩魚を得てテントサイトに戻ると驚いた事に その老釣り師が焚き火を起こして私を待っていてくれたのだ。
・・・・・・どうしたのと訊くとその老人曰く・・
初めての川で初めて大岩魚を釣ったのですよ・・!と以下にも嬉しそうで、楽しそうで。
夕闇の迫る森での一期一会だった。

流れの中に石を咬んだ根を晒す2本の水楢の巨木が緩い溜りを作り岩魚を遊ばせている、いつものポイント。
その緩い溜りの下は小砂利の早瀬になっていて、しかも右岸からの分流を合わせその少し奥には小沢が水を吐き出している。
流れを左右に見て段丘越しに両方のポイントを攻め数尾の岩魚の抵抗を受けるのだが・・・・・・・
戸惑いながら右岸の小沢の流れ出しにそ〜と毛鉤をプレゼント。すると・・・・・・
いきなりのヒット、思わずニンマリするほど形の良い岩魚だった。
岩魚は強い流れと日差しを嫌い緩い流れの溜り近くの草陰で給餌しているのだろう、それとも 既に誰かが好ポイントを荒らしてしまったのか・・・・・。

7-26c.jpg(324951 byte)

家族3人分6尾の岩魚を得て昼食、朝のように湯を沸かし岩魚の処理をしているとその目の先の林には黄色く光る ものが見えた。
黄色い物の正体・・・・・ガレ沢に横たわるその朽ちた木に付いている物はタモギ茸だった。 ひとしきり降った雨にタモギ茸は濡れ重さも増し岩魚以上に嬉しい収穫になった。
イヤ〜いや〜・・・・・あははは・・・今日は最高だよーと茸を採りながら吼えまくった・・・・のでした。

タモギ茸

ついでに寄ったこの沢のとある場所で、去年はお目にかかれなかったオオモミ茸を数本、これが又美味いんだな〜〜

オオモミ茸

ダハハは〜〜〜〜〜〜今日はさいこう・・・・・


August・・8月

8/1
rikoの縁石歩きの訓練開始。・・・・・・
rikoも1年と7ヶ月、だいぶ落ち着いて来たのでそろそろ縁石歩きの挑戦。
ミカンもカールも2日ほどで簡単に覚えたけれど、サ〜・・・rikoはどうだろうか・・!

8/2(Sun)
文挾にて・・・・
終日天気の不調、とりあえず伸びきった垣根の刈込み。電動の刈込み機で作業はいたって簡単、わずか1時間ほどで作業終わり。
次は正面空き地の草刈、持ち主の顔を最近は見たことも無いが伸びすぎた草で車の出入りも少し大変。
先月買った草刈り機をさっそく試運転、小雨の中説明書と睨めっこ、とりあえずエンジンオイルを適量いれてガソリンを タンクに注入。(マキタの4サイクルエンジン)
吊り下げようのベルトを付け担いで見る、案外と軽かった。
エンジン始動、これも簡単。回転を調節しながらいよいよ草刈の開始、説明書どうりに右から左へとバーを移動しながら 細かく刈込む。
チップソーの切れ味は抜群だがいかんせん機械の事だから少なからず危険を感じる、(チェンソーとは比較にはならないが。)・・・・・
4サイクルエンジンのなんと軽やかな事か、甲高い2サイクルの音が腰元でうなるのに比べたらほんとに快適そのもの。

この春に採取したエビネが咲き出した、5月に咲かなかったので変だなーと思っていたらなんと夏エビネだった・・!。

夏エビネ

Pot belly index