09年・・・diary2
              09年7月まで

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9/13・・・・竿終いの渓
10/18・・・・中倉山から沢入山への登山



August・・8月

8/1
rikoの縁石歩きの訓練開始。・・・・・・
rikoも1年と7ヶ月、だいぶ落ち着いて来たのでそろそろ縁石歩きの挑戦。
ミカンもカールも2日ほどで簡単に覚えたけれど、サ〜・・・rikoはどうだろうか・・!

8/2(Sun)
文挾にて・・・・
終日天気の不調、とりあえず伸びきった垣根の刈込み。電動の刈込み機で作業はいたって簡単、わずか1時間ほどで作業終わり。
次は正面空き地の草刈、持ち主の顔を最近は見たことも無いが伸びすぎた草で車の出入りも少し大変。
先月買った草刈り機をさっそく試運転、小雨の中説明書と睨めっこ、とりあえずエンジンオイルを適量いれてガソリンを タンクに注入。(マキタの4サイクルエンジン)
吊り下げようのベルトを付け担いで見る、案外と軽かった。
エンジン始動、これも簡単。回転を調節しながらいよいよ草刈の開始、説明書どうりに右から左へとバーを移動しながら 細かく刈込む。
チップソーの切れ味は抜群だがいかんせん機械の事だから少なからず危険を感じる、(チェンソーとは比較にはならないが。)・・・・・
4サイクルエンジンのなんと軽やかな事か、甲高い2サイクルの音が腰元でうなるのに比べたらほんとに快適そのもの。

この春に採取したエビネが咲き出した、5月に咲かなかったので変だなーと思っていたらなんと夏エビネだった・・!。

夏エビネ

8/9(Sun)
足尾にて・・・
オオモミ茸がそろそろ大きくなっている事だろうと思い2週間ぶりの足尾。
バイクで来るはずだったのが都合が付かなくなり結局徒歩、長い林道歩きが最近は少し面倒くさい、 5キロほどの林道だからちょうど歩くにはいいのだけど・・・
クサギの花が覆いかぶさる緑のトンネルに甘い香りを充満させ酔わせてくれる。
目的のチタケは無いか、茸は生えていないか・・・・・目はそこらじゅうを追いかける。

いつもの場所でオオモミ茸数本を確認、沢に下りる途中でウスヒラ茸が群生、思わずニンマリ。
カメラでパチパチ、帰りに採ろうと思ったのがいけなかった。2時間ほど好きな瀬で遊ぶが岩魚のあたりは全くなし。

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平茸、ウスヒラ茸とばかり頭の中はヒラ茸の事ばかり、全く持って岩魚にも見透かされていたのだろう、であるがその ウスヒラ茸が見当たらないので・・・・・アレ・・アレェ〜〜・・・ドコダッケカ・・・・!。
あるはずの白いウスヒラが消えてしまった、ねこそぎ、それこそ生え際からごっそり。

やはり茸は見つけた時にいただいて置かないとな〜・・うっすらと残る足跡を見て、ウ・ウ〜
・・・・・・・クヤシイーーーーーー

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タマゴ茸5本、オオモミ茸、アカヤマドリ・・・が今日の収穫でした。

8/12(Wed)
冷蔵庫の買い替え、ついでに欲しかった防水カメラも購入。
8/12〜8/16迄夏休み、とは言うもののクリニックの仕事に変更なし。

8/16(Sun)
利根川の堤防をウオーキング。
倅と自転車で行って以来ほぼ15年ぶりの利根川、自宅からわずか 車で15分ほどの距離なのに迷ってしまった。 129号線からわずかに逸れた農道を利根川に向い入って行ったのだが、記憶とはほんとに曖昧なものだ。
何も無かった田んぼの中には工場やら流通センターができてまるで以前とは違う、 新しい道が縦横に奔りスーパー堤防の高さだけがやたら目に付く。
以前は河畔まで車で乗りつける事も出来たのに・・・・・・
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8/20(Thu)
車の12ヶ月点検、良く走ってますね〜ダとさ。
夕方リコの洗濯(入浴)案外と風呂好きな犬で助かる・・・

8/23(Sun)
不在者投票を済ませる。

8/24(Mon)
茸狩り・・
昨夜8時過ぎ鹿沼の麺坊へ、店に入ると中尾さん、明日は俺行けないよ・・!。
体調不良、約1週間ほども下痢が続いているそうで見た感じも相当やつれた様子で、ほんとに鬼の撹乱とはあの事か、ダハハハ。
24日早朝メンバーが集合、と言ってもたったの3人なのだが。
南会津まで2時間のドライブ、風は冷たく道路わきのススキは穂を上げ既に秋の様子。
でかいゴウツク篭に去年は詰めるだけ詰め込んで急な斜面をゲラゲラ笑いながら帰還したのに今年はまるでダメ。
茸の匂いが全く山肌からして来ない、散々歩いて3人とも何とか腰篭にひとつ、寂しい限りのチタケ狩りだった。

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Sさん、黒チタケを探すが・・・・・・ない〜〜〜〜〜。 8-24titake2.jpg(165567 byte)

チタケの混ぜ御飯、チタケうどん
暫らくは楽しめそうなので案外とニコニコ顔なのだが、ンでももう少し欲しかったな・・!。

8/31
台風11号
民主党の政権交代、自民公明党惨敗

September・・9月

9/6(Sun)
餅ヶ瀬にて・・・・
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久々の餅ヶ瀬釣行、押溜沢出合から金山沢に入渓するのは今期2度目。
金山沢の美景は相変わらずなのだがなんとも岩魚の姿が無い、此処はと言うポイントに毛鉤をいくら打ち込んでも何の反応もなし 、あきれ返るほどの静けさ。
いくつかの滑滝を越えて11時近くようやく小さな岩魚のあたり、あわせるのも面倒なほどのチビ助岩魚が毛鉤に突進するのを見て なんだかあきれてしまいその場で納竿。
いる筈なのに反応が無い、昨日の栃木県北部の地震の影響なのかそれとも先行者がいたのか・・・!。

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1987-9月の餅ヶ瀬釣行
・・・・餅ヶ瀬の岩魚に逢いたくてシーズン最後の今日行った。
7:20分、ゲート
押溜沢手前の砂防ダム8:20分頃。
これより9:00頃までまったくヤモの音も無い。毛鉤を追うことも食いついて来なかった。
本流にするか押溜沢にするか迷ったけれど本流に入る(金山沢)。
10時前一匹の岩魚、それにしても本流のこんな奥まで入ったのは初めてだけれどなんと歩きよい沢だろう。
11時ごろ昼食
その後の釣果は午後3時まで岩魚7尾、まるで最初の頃の笹見木沢の様な釣りだった。
大きな淵での毛鉤釣りは初めての体験だった、3時ごろになって林道への沢を上る、上がって見たもののこれは道ではない、 崩れた林道を行くとなにやら変な音がした・・ブツ・・・・膝を見ると鮮血、岩の鋭い角で膝を切った音だった。
パックリと切れていてそれはまるで今日の岩魚どもの恨みが足に届いたかのように感じた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
上記の記録は20数年前、パン屋の開店準備の忙しさから開放されたくて餅ヶ瀬に逃げ込んだ時の記録の抜粋です。
この頃の餅ヶ瀬本流でも余り岩魚や山女魚の奔る姿は見かけませんでしたが今日ほどひどい状態でも有りませんでした、 何せ林道も今ほどガレてもなく終点までは歩いても行けたしそれに今ほど笹や樹木が生い茂ってもいませんでしたので明るく開放的な感じでした。
林道終点から本流(金山沢)に下りると正面、右岸からは細い沢が出合いそれより上流(砥草沢)も明るく岩魚の匂いがプンプンしていたものでした、そんな気がしてたけれどな〜・・>^_^<・・
金山橋近くの林道

林道から見た金山沢

天気も渓相も抜群、なのに岩魚の顔を拝めない、ただ変な感傷に埋もれた一日でした。


9/13(Sun)快晴
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ナイショの沢で釣り。
陽も高くなってからのんびりと林道を行くといつもは余り見かけない釣り人が樹林越しに垣間見られた。
そりゃ〜いるよね、ヤッパリ。いつものように独り占めだなんて虫の良いことがそんなに有るわけ無いよ・・・・
とか何とか胸の中でつぶやきしっかり重くなってしまった足を流れの方向に向ける。
最初の堰堤を越へ背の高い叢を掻き分けて行くと先行者は暗いプールの先に在る滝の下で粘っているのが見えた。
気付かれる心配は無い、急ぎ泥壁を登り30Mほど下を流れるそのナイショの沢に下り立つ。
下降中、先行者がいるような気がしてならなかったが鹿の足跡も多く、それでもなんだか靴跡のようなそんな気がしてならなかった。
滝下の釣り人はどうしたろう・・ロッドをつなぎ100メートルほども間を空けてからいよいよ今日の釣り開始。
天気は快晴、空は高く真っ青、水温もちょうど良い・・・・だけど何か変。
6メートルほどの滝を左岸から巻き上がり沢辺に下り立つとその砂地には真新しい足跡がべったり、しかも2人分。
どうりで〜・・・・納得・・・・・・
3つ目の大滝のその広い滝壺に先行者いた、両岸に分かれ10gほどもあろうか重たげなスプン状のルアーを打ち返していた、 ルアーかよ、滝壺に打ち返すそのルアーの動きが台地の上からは良く見えた。
滝の飛沫が白く舞い上がりうっすら虹が懸かって2人の青年が夢中にルアーを打ち返す姿は中々いいものだった、 暫らくすると一人の青年が私に気付き上流を指差し先行をするよう促してくれた。

2人の青年と別れ上流を少しだけ釣って見たがやはり何の音沙汰もなく右岸からの枝沢が合流する辺りで納竿。
・・・・これより上流立ち入り禁止・・・
トラロープに吊るされた看板が気になり上流に行くと大掛かりな工事中だった、 今日は日曜日、工事は休み。
崩落した砂壁、工事用のロープを手懸かりにまるでアリ地獄にはまった虫のような気分で這い上がった。 大滝の上で一休み、風が心地よい。

最終堰堤の2段目に這い上がりその広いプールを眺めていると時折岩魚がジャンプ、いくら頑張っても越える事の出来ない大壁に向かい その40センチもあろうか大岩魚の跳躍に竿を休め見ほれてしまった。
カメラを抱え跳躍を待つのだが何故かその岩魚と来たら私の足元を2度3度と泳ぎ回り終には堰堤越えのジャンプを見せる事はなかった。 堰堤下から吹き上げる飛沫が強い陽光にキラキラ光り背中を濡らす、今年はこれで竿終い・・・・・・・。

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9/16(Wed)快晴
***** 民主連立政権誕生*****

自民党政権がひっくり返りそれこそおおわらわの自治体、補助金目当ての事業所等々・・・コリャほんとに大変だぞなもし・・!。
ま、それでも地元利益誘導型の民主の先生方もそれ相当に居る事だろうし・・・
時間の問題だねコリャ、官僚に取り込まれるのも。


9/20〜23までの連休
シルバーウイークと言うのそうだこの連休の事を・・・はなはだ迷惑。
かねてから気になっていた自宅のブロック塀の修理に取り掛かる、塀は塗装も剥がれかなりみすぼらしい状態で 殆ど毎週のように塗装業者からのチラシがポストに投函され、それを目にするのもかなり忌々しかった。
23日早朝の仕事を済ませ近くのホームセンターへ材料の仕入れ、板材と釘、合わせて1万円ほどの出費。
剥離した塗膜を剥がしその上に新たにペンキを塗ればそれでよいのだろうがなんと無しにそれでは気に入らない。
たいした大きさの物でもなし全面板で被い塗装する事にした、簡単な工事には違いないが案外と時間がかかり夕方までの大仕事になった。

9/27(Sun)
かみさんを昨夜のうちに文挾にやり今日は先日の工事のやり残した部分を完了させる予定、傍に犬を置き 工事に取り掛かると細かい所が気になり作業が捗らない。
気にせずどんどん板を打ち付けてしまえばなんてこと無いのだろうが、やはり見た目が大事、それに後から修理するのも面倒。
塗装までのすべての工事が終わったのはやはり夕方の4時だった。
かみさんからの電話、文挾は一日雨模様で森に茸採りなんてとんでもない、ひどい天気とかなんとかガナリ立てていた。


長年使い込んだ醍醐味(国産小麦、八王子、多々製粉所) の仕入れを止め日清製粉のNO,1を又使う事にした。
加水60%ほど、醍醐味に比べると20%ほども加水量も増え原価率が下がるのだが余りお気に入りの粉とは言えない。
仕込みの粉が変わると焼成中の工場の匂いも変わり、あの独特の醍醐味の発するもったりとからみ付く様な匂いが少し勿体無くもある。
高校での販売が案外と伸びずそれに付け無くてもよい様なあの連休、世の中不景気だと言うわりには巷は大混雑 何か間尺に合わない様な・・・・。!。
民主党よ、革命的に大鉈を振るい変化を実感させてほしい・・・・・・のだが。


october・・10月

10/4(Sun)丸石沢からの周回コース
右岸の旧作業道→笹見木沢源流 →舟石新道→丸石沢左岸→庚申林道
久々の好天、秋の舟石新道を歩いてきた。
今はもう獣道となってしまった作業道を通り沢の湧水地まで、勢い良く噴出す様はいつ見ても、又いつこの場所に来ても 心が癒される。
流れが消える流帯の笹見木沢、手前の小さな淵には岩魚が落ち葉の中に遊んでいた。
昼食をはさんで茸探し、目的の茸は山中に一つもなかったがおかげさま・・・シロナメツムタケがどっちゃり・・。
舟石新道に入り上流域の支流を渉り尾根を巻いて笹原の道を進む、今はすっかり獣道、先ほど歩いた笹見木の沢筋をカメラに収める。
天気は最高、南の広い関東平野が白い薄雲の中に広がる。
キヌメリガサ(茸)に夢中になっていたらなんと、すぐ近くでおそらく熊の親子だろうか、何かを夢中に漁っていた様子。
心臓が爆発するほどの驚き、姿を見た方がよほど安心、一昨年の雨降沢源流で出くわしたあのでかい熊、 あの熊には然程驚かなかったが今日のは違う、声だけと言うのはおそろしい。
爆竹を鳴らし火薬の匂いで周囲に煙幕を張って暫らく様子を見てからまたぞろ茸採り・・バカだねーほんとに。

丸石沢左岸には昔の炭焼き釜の跡が数基、おそらく杣道もあるものと思い左岸の急斜面を潅木に捉まりながら行くとやはり杣道が・・・。
切れ切れに残る様道に惹かれて丸石沢の大滝を巻いて下山、林道出合着は16:00、ほんとに満足な1日でした。
夕方従兄からの電話、伯母が亡くなったとの事、享年92歳だった。
後日舟石新道で撮った写真を確認中、その画の中に不思議な光が、青い光の中に人の顔。
誰もいないはずのあの山中に伯母が私を探しに来たのか・・・・・・アリャ不思議〜〜〜〜。

10/11(Sun)
カミさんと朝の茸探し、すでに登山者の車と茸採りの車が数台駐車中。
茸は早々にあきらめただの犬の散歩になってしまった、この場所は何度かミカンと一緒に遊んだところ。 あんなに有ったあの茸の痕跡は皆目なし、何処に行っちまったのか・・?。
カミさんがアカモミタケを2枚見つけて来た。

時間も早いので霧降高原にドライブ、朝8時前の霧降高原、空いているかと思えば然もあらず・・・。
紅葉は赤薙山から赤く下りてきていた。
帰路車の不調、警告ランプがつきっ放しで不安に駆られる、鹿沼のスバルへ出向くが原因が判らないとの事、なんだかな〜。
麺坊による、中尾さん、ハナイグチを30数キロ採ったとの事で鼻息も荒かったがその他の茸が今年は不調だと嘆いていた。
午後久々に近所の森でヌメリイグチを採取、味噌汁が美味いんだなこれが・・・。
ヌメリイグチを湯で水にさらし、水分を少しとってからワサビ醤油で酒の肴、これがまた美味い・・\(~o~)/。

10/12(Mon)体育の日
例の如くクリニックへの配送で午前中がつぶれる。
久々に、イヤ数年ぶりの家具屋さんに出かける。
とんでもない散財・・・・テーブルセットを買ってしまった。コリャ叱られるかもネ・・・・・・・。


10/18(Sun)

・・・・・足尾中倉山への登山
・・・・


下久保沢右岸、1000m付近から二田元沢を望む
前山を見る
10月も中旬、中倉山登山を思い立った。
松木川右岸、荒涼とした山並みには何時も驚くばかり、足尾銅山の反映とは裏腹に山は軒並み
有毒ガスの被害を被った。緑の復活を図って入るがその効果たるやはなはだ疑問。
松木川の奥深く延びた林道は堰堤工事の終了と共に崩壊する山肌に飲み込まれ白いガードレールがその痕跡を今に留めて 居るばかり・・・・。
中禅寺湖方面への黄葉狩りの車線とは裏腹に足尾銅公園駐車場には数台の車が居たのみで、 それも登山者の残した車らしく駐車場に人の気配は無かった。
登山の準備、すると脇に一台の乗用車が・・・降りてきたのは同年輩の男性。
話を聞くと日光方面への峠越えを奥さんとするとの事、社山へは登ったことがあるのかと聞かれるが首を横にふった。
二田元林道
公園事務所の方に下りその後、道水管の下に下り川を渡り二田元川の林道を行く。
二田元林道は  粗い舗装面に変わり歩きやすかった、併しなんとなく以前の砂利道の方が風情があるような・・!。
林道が大きく蛇行して正面右側から井戸沢が合流、おそらく井戸沢をつめ中倉山に登るものと思い井戸沢右岸から最初の堰堤を 乗り越え行くが何の目印もなくかなり不安になる、途中大間々営林署の看板が見受けられたのみで登山道らしき痕跡は皆無。
暫く行くと立ち木に黄色のビニテープが巻かれ誰かが歩いたらしい事を確認できた。
それにしても中倉山への登山者もかなりいる事だし、落ちているゴミはかなり古いものばかりで・・・・・・。
道が違うのだろうと思い林道に戻り返し、尾根への取り付き点を探すが何とも見つからず何度か立ち往生。
井戸沢から暫く行くと下久保沢が林道出合いに堰堤を掛け細い窪を作っていた、林道を登って行くと 上久保沢がやはり林道右手から落ち込んでいた。 下久保沢の合流近くまで戻り返し左、法面に残る工事道路らしき藪を上り下久保沢の小堰堤右岸を登って行く事にした。
登って行くとガレ場には僅かに潅木も茂りまたススキも斜面一杯に生え、その中には鹿道も有り何とか尾根へ上がれそうだった。
潅木やススキの根につかまりながら高度を稼ぐ、振り返ると銅公園や二田元川の峪筋が黒く食い込む様が一望に出来た。
正面上空を見れば登る山肌が大きくせり出し、その先が見えない不安で一杯になった。
右側の下久保沢に落ち込む山肌は茶色のガレ場を滑らせ、 その上はハングした大岩に被われ辿るべき道は大岩の左手を巻くように 行くしかなく、しかも今立っている左斜面は足場のない岩肌で・・・・・
最初に右を確かめ、次にその足場のない岩肌の下に下りて左手を見ると、やはり上久保沢へのガレ場が落ち込んでいた。
何とかハングした大岩の左手を乗り越して行くと次第に山肌は赤いボロボロのヤセ尾根に変わり、 足元に注意しながら、尾根左手の斜面に付いた鹿道らしきものを追って行くと右手上方に大岩のピークが現れ、 その小さなピークからは 井戸沢左岸の尾根が茶色の山肌を林道近くまで落としているのが見られた。
大きくガレたその山肌には殆ど樹木もなく雨の流れた筋がまるで葉脈の様でも有り、いや〜ただ・・・すげ〜な・・。
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(1100m付近)
やがて正面に樹林が広がり瘠せたコルを進む、右手井戸沢の源頭付近には巨大な尖塔岩が上空に聳え何とも不思議な光景だった。
樹林の中、猿が大きな声を出し木をゆすりなにやら大きく騒いでいた、青い空に赤や黄色く黄葉した紅葉や楓、ブナや水楢の大木が・・・・
鳥の急降下する羽きり音に驚き見上げると旋回しながら2羽の鳥が青い空に旋回していた、 隼か鷹だろうか・・・!。
ここまで来る途中に目印が2箇所、しかも最近のものではない青いナイロンテープが殆ど色が抜けた状態でひらめいていた、 それでも人が確かにここを歩いたんだと思うと何やら心強くて嬉しかった、併しこの道を降るとは思えないが・・。
コルから少し進むと鹿道は2差路に別れていた、眺めると左の尾根がなだらかで歩きやすそうなので鹿道を左に進む。
鹿道は40センチほどの幅でほぼ水平に左尾根に進んでいた、途中右手上方を眺めると僅かに笹尾根が望めた。
鹿道の途中、黄色く黄葉した山葡萄の葉っぱの中、ブドウの房がそちこちぶら下がっていて渇いた口には丁度良かった。
葡萄に気を良くして道を進むと左尾根に合流、合流点にマーキングして尾根を右方向に直上すると何とそこには登山道が横切っていた。
笹腹の中、道は中倉尾根への南側を巻くように進んでいて先ほど見た笹尾根は登山道合流点より東側の鞍部だったらしい。
小さなコル(1380m)からは左手に中倉山から沢入山への尾根が望めなんとも満足な景色だった。
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下山道を確認し中倉山への道を進む、途中で見た井戸沢左岸のガレた尾根がまるでパンナイフの刃のように鋭く 切り立っている様子を眺め、あんなところ歩くやつ・・いるものかな〜、ただ見とれてしまった。
道はマーキングに従いなんら苦労もなく中倉山の表示板を下げた草地に到着。
時間は10時を少し回ったばかり、風もなく穏やかな登山日和。 だけどやはり松木川方面を望むと体中が冷え込むようなそんな荒涼とした景色。
ここからは尾根を西に進むのみ、右側、恐ろしげに落ち込むガレた山肌に足を取られぬように、それにしても左右の対照的な風景、 男体山がでっかくて、反射するものはいったい車の屋根だろうかそれとも何・・・
沢入山まで対岸松木川右手の山並みを眺めながら進む、覚えている山名は少ないけれど、太平山の隣には釜5峰が連なり その奥には国境平、皇海山が・・・・太平山の奥には一段と高い山が、あれは日光白根だろうか!。
などなど思いながらその荒涼とした地形を俯瞰しながら沢入山のピークを踏む、途中の鞍部には 何故か一本の岳樺が・・・・
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一本杉ならぬ一本だけ樺・・

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沢入山ピークから少しオロ山方面への道を進む、(12:00)汗ばんだ体には少しだけ気になる風だけれど 景色の好さに正面の皇海山を眺めながら昼食をとる。
30分ほどもスケッチしたり写真を撮ったり、歩いて見たい山並みが360度広がっている事に見飽きる事が無かった。

復路は同じコースなのだが途中のキレットは二田元よりの獣道から尾根に上がり中倉山までのんびりと歩いた、 笹地を歩くとどうしてもこの時季生えているだろう、茸が気になり前回同様(舟石新道)に笹の中を 獣道に従いガサモソと探し回った。
茸らしいものは何も無く、がっかりして上を見ると尾根から外れてしまい上り返すのにまた一苦労・・・トホホホ〜。
中倉山からの下山道を1300m地点に降り、そのまま支尾根に付いたマーキングを頼りに二田元林道へ下山、 それにしても下山路は深い落ち葉に埋もれ、そちこちで交差する獣道でかなり分かりづらかった。
中倉山への登山路は多少危険もあるが今朝方登った下久保沢右岸が時間も早く快適な気がする、なんと行っても景色が最高だものな〜。

オロ山の奥に皇海山
誰にも会わないのんびりと気侭な一日、足尾山塊の稜線をくまなく俯瞰する事が出来ました。

  

10/25(Sun)
台風がまじかまで来ているとの天気予報・・・・そういう事で計画していた登山は中止!。
今日明日と久々の連休、登山の計画は松木川右岸の大楢木沢から三俣山に登り国境平に下りモミジ尾根を下山。
山中一泊の予定だったが月曜日の天気が大荒れらしい、したがって登山はやめ〜〜(ーー;)

朝の散歩(文挾にて)、歩きなれたいつもの散歩コース、今にも落ちて来そうな不穏な空模様だが・・・・・・
リコに引っ張られながら坂道を下っていると右側の栗畑一面にまるでタンポポでも咲いているかのよう。
驚いて近寄って見るとそれは・・・ツチスギタケ〜
なんじゃこれは〜・・・ここで犬の散歩は終わり。
急ぎ家に帰り篭やら何やら車に積み込み現場に急行、摘み始めるとツチスギタケってこんなに大きいかな〜・・
今まで採っていたのは一対・・・これは余りに立派過ぎる・・余りの群生に目移りがして・・・・おろおろ!。
一面のツチスギタケ
鋏でチョキチョキ、
手元の篭が一杯になったら買い物籠に放り込み、手元から顔まで終始緩みっぱなしの茸摘みなのだった。 (~o~)
併し大量収穫に困り果て中尾さんに連絡、買い物籠3杯分の茸をすべて引き受けてもらう事が出来た、鹿沼のお店まで 運ぶとなんと半信半疑だったらしく目の前の茸にただただ唖然・・・・・りっぱな・・・・
結局採りきれなかった分を午後から摘む事になったが、それはそれは又おかしな一時だった。

麺坊、中尾氏

November・・11月

11/1(Sun)
文挾にて・・・
庭の掃除やら花壇の手入れで終日終わる。
玄関前に植えた楓が今年も余り綺麗な紅葉とは言えないがそれなりに綺麗!。
植えっぱなしにしておいたエビネ欄を掘り起こし土を入れ替えた、来春の新芽がかなり伸びていたが・・・・・。
花壇の土を隣の椎茸栽培の林から頂いた、もともと庭のエビネの多数は近所の森から採って来たものだから土との合性はピッタシなのだ。
森の中をうろついていると、こんなところにエビネの大株が!・・・見つけるととんでもなく得をした感じでうれしい。
来春、花の咲具合を確かめてから移植を考えよう、花色が同じならほっとけば良い。
立ち木に目印をつけて森の奥に入って行った、クリタケを少し採りぶらぶらしながら家に帰った。
文挾の朝
     

  

11/9(Mon)快晴
久々の連休、と言っても特別することもなく近所の野山の散策で一日が終わる・・・・
ナラ茸の幼菌がコナラの切り株にびっしり付いていた、時季はずれの楢茸にびっくり。
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11/14(Sat)
赤カブの漬物。
菊の花のおひたしに赤カブの漬物が食卓に並んだ、なんとも懐かしい故郷の味。
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11/15(Sun)
朝靄の中rikoと散歩、正面には城山が靄の中に。
田んぼには今年初めての霜柱がキラキラ光っていた。
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納屋の前にはもみじが幻想的だった。
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Pot belly index