餅ヶ瀬渓流
ヤマメを追って
餅ヶ瀬の全体図
庚申川と共に大好きなこの餅ヶ瀬川、今では渡良瀬本流合流点よりわずか上流に発電所が出来、
下流からの釣りはいささか興醒めの感じもするが。
それでも神子内川と共に放流量も多く休日などは魚の数より釣り人の数の方が多そうで困惑するようだ。
放流ヤマメの釣り場は発電所上流から林道入り口のゲート辺りまで。発電所上流には3箇所砂防堰堤が有り何れも右岸を高巻く。
この辺り入渓点も多く釣り人も多い。餌釣りの人も多いが大きなプールも多くフライ向きの流れが続く。
山吹が林道一面に咲き誇る頃好きなフライを選んで出かけたい。
餅ヶ瀬には山菜も多く釣行する楽しみが大きい。主にウド、山椒、蕗、コゴミなどなど、、
キャッチ&リリースも良いがヤマメと山菜がテーブルを賑やかにするのも放し難い。
帰路山吹の蕾を手土産にする、自宅で見事に咲いた山吹がこの時期吹き荒れる我が家の北風を和らいでくれる。
たまには家族で山菜狩り、勿論時間を決めて合流、
餅ヶ瀬は迷うことなく上流まで林道が続き危険箇所も少なく安心。
新緑の頃は水量も少なく川原での食事も楽しい。
この辺りはヤマメと岩魚の混生、放流なしの純粋魚が釣れる。
下中手沢付近での家族キャンプ、日中は家族サービス朝夕の釣りは普段とは違い堪能できる。
日中見ることの無い大岩魚のライズが、ビールを持つ手をロッドに変える。
餅ヶ瀬のキャンプ万歳。
林道を右に見ながら釣り進むと最初の橋が栄松橋、淵が続き右側斜面に滝がかかる。(栄松滝) この辺りから岩魚交じり。
栄松橋を過ぎると袈裟丸橋が続きこの辺り小さなゴルジュ帯。その後だらだらと瀬が続き堰堤、堰堤は右岸を高巻く。
堰堤上左岸から下中手沢が合流、その後まもなく堰堤。堰堤は段差が2段、夕マズメが面白い。下中手沢は袈裟丸山への登山道に使われ最短距離。
その後安定した渓相が続き古い堰堤、堰堤は右岸を高巻林道に上がる、堰堤上部は瀬が続きまもなく二俣に別れ左が押しダメ沢、右が本流。
押しダメ沢は岩魚の釣り場本流は途中までヤマメが生息。押しダメ沢は苔のきれいな美渓、山菜はコゴミが豊富。
押しダメ沢は途中二股に分かれた気が連続する、二俣左岸が本流、右またの沢は途中滝が有り折り返し。(岩魚のみ)
*****押しダメ沢と別れ右俣本流を進む、渓相も狭くなるが支流と違い天井が高く気持ちの良い釣り場が続く。
殆ど岩魚の釣り、白泡に毛鉤を打ち込み岩魚を誘う、何度も何度も繰り返し、
右岸に林道が落ち込む辺りが岐路の目安、上流部は不明。
本流は林道の切れるまでが釣り場、帰りの林道は途中崩壊箇所もあり注意が必要。山菜はウドに蕗、蕨、筍、8月頃まで鶯がさえずる。
(押溜め沢合流付近)
餅ヶ瀬の上流部は穏やかな渓相が続きついのんびりしがち、水も美味く休憩の度にコーヒーを立てる。
帰路渓相を確かめると遡行中には気付かなかった東シャクナゲの群生やら三つ葉ツツジの群生
鶯の音、時折見せる猿の姿、足尾連山の懐は本当に豊かだ。