雨を眺め酒を酌む

部屋に燃ゆるストーブの熱気は窓に冷やされ結露を溜める。
猫は未だ不帰。
街の何処に恋を探しているのか・・。
時折強く降る雨を眺め、休日の変わらぬ楽しみとし酒を酌む。
一酌發好容
再酌開愁眉
連延四五酌
酣暢四肢入
次第に酔いは広がり、心地良い部屋の温さに眠気を覚え、間を忘れる。
気付けば雨は霙に変わり外の寒さに猫は何処か・・・

文中の引用五言古詩 白居易(白楽天)





















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