洛に赴く道中の作

昨年5月85歳の母が逝った、鬱々とした日々。 寝付かれぬまま中国古典、陸幾の詩が目に留まった。
一人山中に岩魚を追い焚き火を肴に酒を酌んだ過去の日々が脳裏を翔けた。



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陸機。字は士衡、呉郡(蘇州)の人(261〜303)

このページは昨年indexフロントページとして作ったものですが何とも消しがたくリンクページとして残しました。

災害から3年が過ぎ現政府は原発始動への舵取りに夢中のようですが民意とはかけ離れた感じは否めません。
相変わらずコンビニは24時間営業、深夜テレビに都内の電車は分刻みでの運行です。
未だ収まらない放射能の現実をまるで居もしない幽霊の如く扱うメデアや新聞等、この現実に日本人はいったい原発の事故で何を勉強したのか!。
人口の減少及び高齢化に伴う経済の縮小は今後やむをえない事と思いますが・・・。

日光市放射線量マップ/平成26年1月発表
測定箇所及び測定値一覧平成26年1月発表


栃木県の原木椎茸農家の大半は廃業したそうである。以下の記事は2月24日下野新聞から。
 2012年の県内原木シイタケ農家が前年比54・7%減と半分以下の209人となったことが23日までに分かった。
   県環境森林部がまとめた13年版県森林・林業統計書によると、東京電力福島第1原発事故以前の10年に比べ4分の1近くまで減った。
 原発事故の影響で県内21市町で原木生シイタケ(露地栽培)が出荷停止となっていることが主な要因という。


3.11の地震、福一の原発事故等、好きな足尾の渓流には足が遠のいてしまった。
今年はあの庚申川の黒い岩魚と再会したいのだが・・併し。
渓流釣り解禁を心から喜べない気持ちは案外と凡そ民意とかけ離れた政府の施政による弊害かもしれない。自分ではそう思うのだが。
渓の事もさる事ながら悲惨なことは案外とメデアには乗らないもので、
官の公表する数値などを鵜呑みにしようものなら我が身がいくつあっても足りないのではなかろうか。

放置され荒廃して行く原木椎茸の森はまったく見るも無残、本来なら今頃は新たなホダギの原木が積まれ春の収穫が目の前と迫ってるのに。
今年も
収穫の喧騒は途絶へただ虚しく茸の胞子が森を覆う、また同じく檜の花粉が降るのも人為の産物なのだが。
以下は昨年感じた事!。(2013春の事・・)
長年親しくして頂いた椎茸農家は今年春の収穫をやめついには廃業、檜の樹下に積まれた椎茸の原木は余りに悲しく無残。
街道に面した農産物直営店の軒下に貼り付けられた数値票、生産者も購入者もただ信じるしかない現実。
往古に降り注いだ火山灰土のように将来有効利用出来る物なら、しかしそれは無い。無用の長物・・それしかない・・。

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